『知をひらく、知をつなぐ』に参加して | ほっこり 知恵袋

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本日は、東京大学のU- talk と大阪大学ショセキカプロジェクトのコラボ企画『知をひらく、知をつなぐ』に参加しました。小林康夫さんの著書「知の技法」から20年、大学の知はどのように伝えられ、広がっていったのでしょうか?大阪大学ショセキカプロジェクトの著書『ドーナツを穴だけのこして食べる方法』は、どのような意図で構想されたのでしょうか?

知を広げるには、まず教育を受ける側がどのように受けとめ、自分の知識として取り入れることができるかに懸かります。学習方法によって理解力やその後の知識の活かしかたに違いが出ます。できれば、学習は積極的に参加したいです。大阪大学ショセキカプロジェクトでは、大変ユニークな方法で学習プロジェクトが立ち上がりました。従来の学習法、教員が学生に教える方法とは違い、学生が教員に課題を出し共に考えていく方法です。これにより、現在進行形の知を、より理解しやすく学生に魅せることができ、学生は積極的に授業に参加することで、課題の設定力と表現力を向上することができます。また、対外的な交渉力を実体験を通して学ぶことができます。書籍化することで、出版会とのコラボで、新しいジャンルの書籍をつくることができる点と、大学内外の教育活動にも貢献できたのです。



一方、東大のU- talk では、毎月ホストが各界で活躍中の研究者をゲストに呼び、一般人と自由に話し合う場を設けています。カフェで、少人数で話しやすい環境です。一時間という短い時間で、ホストが進行役になり、ゲストと場の雰囲気を読みながら、参加者が理解しやすいようにナビゲートしてくれます。難しい研究の話の場合は、途中でまとめながら進行してくださるので、一般でも分かりやすいです。質問も自由にできるので、研究者では気づかない発想に、ゲストのほうも気づくこともあるのではないかと思います。私も一般参加させて頂きましたが、大変たのしかったです。研究者の意図することはなにかなど、その場のカジュアルな雰囲気で聞くことが出来て、新鮮な刺激を受けました。社会人になると、授業や話を近い距離で学ぶことが少なくなります。仕事以外の勉強は、多角的な視野で学ぶことができる貴重な経験です。そのような、大学研究と一般人との接点をU- talk ではしていると思いました。知のつなげかたですが、参加者に感動をあたえることができれば、参加者が自ら情報発信していくので、消えることはないと思います。素晴らしい取り組みです!(^^)v

知をひらく方法、意義は、参加者の積極性を促すこと、意欲を掻き立てさせる魅せかたではないかと思います。教育者はこの立役者にぜひなって頂きたいと思います。知の楽しさ、喜びを、ぜひ大学内外へ情報発信して頂きたいです。その媒体として、一般人やメディアを使ってほしいです。