「ユーモアは老いと死の妙薬(死生学のすすめ)」 | ほっこり 知恵袋

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今でこそ死生学が日本でもメジャーになってきているが、1995年に死生学を日本ですすめた、上智大学教授のアルフォンス.デーケン氏は素晴らしい。デーケン氏の著書「ユーモアは老いと死の妙薬(死生学のすすめ)」を読んでみた。90年代の日本では、がんの告知などはまだ普及していなかったように思う。「死」に対する向き合い方が不十分であり、本人と家族の向き合い方についての準備が出来ていなかったためだと思う。デーケン氏は著書の中で、「死に対する認識、死の準備教育が必要ではないか。」と言っている。家族でも、子供に「死」というものを理解して、生きる意味を知ってもらうことは、よりよく生きるために必要なことではないか。20年も前に、このような「死の準備教育」が考えられていたとは、驚きである。今後の医療、ホスピスの考え方などの参考になるだろう。ホスピスは、欧米では在宅ケアしながらという利用もあるようだ。看取り、在宅ケアも含めた考え方も今後、変わってくるだろう。
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