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検診のリスク、不確かさ
【偽陽性】本当はがんではないが、陽性となる場合
【偽陰性】本当はがんなのに、陰性となる場合
【精密検査に伴うリスク】費用、時間など。
【過剰診断のリスク】過剰検査により、必要以上に粘膜を傷つけないか?
検診の意味とは?
がんの確定診断をする訳ではなく、がんかもしれない人と、そうでない人に振り分ける方法(スクリーニング)である。
ここで問題となるのは、精密検査の必要がある場合の受診率を上げることになるでしょう。
【対策】
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⑴情報の開示
精密検査後、がんと確定した場合、進行度別の具体的な治療法、治療期間、費用など。
⑵相談窓口
行政機関や民間団体、家族会など。
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経済的理由
企業への理解
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社員の健康と企業の業績との関係、経済的効果。産業医から社員へ健康の啓蒙活動。
社会的立場、職場での環境
自営業の場合など、環境の整備。保険などの加入、保証。
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子育て支援など
保健師による見守りなど
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大腸がん精密検査受診向上(山形県庄内地区での取り組み)
以下は2014、3/16 慶應義塾大学 准教授 秋山美紀 さんの資料より抜粋させて頂きました。
行動変容のステージに合わせた働きかけ⒈意識の向上
無関心期(がん検診に関する知識不足、無関心な状態)
⒉障害の除去
関心期(知識を得ることで、自分ごととして捉え始めた状態)
⒊きっかけの提供(受診勧奨)
準備期(検診先を探したり、具体的な準備を始めた状態)
行動期(受診1回目)
維持期(定期的な受診)
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職場のがん検診がない方へ
無料検診の実施
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検査キットの送付
特定健診受診者申込み者へ(前年度H21年に比べH22年度は15.6%の受診率UP
)
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地区担当保健師によるコール&リコール大作戦(鶴岡市H25年度実施により、前年度比10%の受診率UP
)
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![電話](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/241.gif)
①必ず本人話す
②優先順位の高い人には、検診直後に心配し寄り添う姿勢で、精密検査受診の重要性を伝える。
③夜間の電話は20時まで
以上
![メモ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/131.gif)
検診では、動機付けが最も重要です。
行動に移すまで、何が障壁になっているのか詳細に調査する必要があります。
庄内地区での取り組みは素晴らしいです。女性の受診率は上がったと思います。他にも、乳がん、子宮がんも同じだと思います。こうした受診し易さを自治体で工夫するだけで、随分効果は違ってくるはずです。検診を社会学的に分析する方法は、今後益々重要になってくるでしょう。行動心理学という側面も面白い視点かもしれません。![ニコニコ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
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