本日は統合医療展に行って来ました。大変興味深い内容のものが多く、あちらこちらのブースを目移りしながら移動しました。専門セミナーも聴講しました。『個の医療、予防、治療としての食生活』です。かなり人気のセミナーで会場は超満員でした。
私なりのまとめです。病気の発症要因には、外部要因、遺伝的要因、増悪要因がある。外部要因には、ウィルスや細菌などがあり、免疫力をつけることで治癒する。遺伝的要因は、検査が重要。スクリーニングによって、原因をつきとめる。なりやすい疾患を把握して、予防に努める。増悪要因としては、生活習慣をチェックする。ここのクリニックでの検査で面白いものがあります。『毛髪ミネラル検査』と『唾液、酸化還元確認計』によるお口の酸化を調べるものです。『唾液、酸化還元確認計』は血液検査より簡便で体調の変化を敏感に察知できる方向なので、素晴らしいと思います。唾液の量で、自律神経がどちらに傾いているかを知ることができますし、pH の変動で口腔内細菌の状態を知ることができます。それによって、歯が溶けやすいか、歯周病になりやすいかも分かります。腸内細菌よりも調べやすいし、免疫力が高いかどうかもざっと知ることができます。『毛髪ミネラル検査』は、カルシウムが少ないと、腎臓の機能が低下していることが分かるし、ヨードが低ければ、甲状腺機能の低下も分かります。食生活によって、毛髪のミネラルも変わるので簡単に生活習慣を見直すことができますね。こうした方法により、普段の食生活を見直し、質の高い食事療法を確立することで、セルフコントロールしましょう。