高杉晋作の遺品の一部 | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツを解明します。

基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

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107 高杉晋作遺愛 小硯

晋作愛用の携帯用の硯で、小さな蟹の装飾が特徴的である。晋作はその生涯で多くの漢詩や和歌を残しており、旅先で記した日記等も伝わっている。


108 高杉晋作愛玩石

櫻山神社に伝わった晋作の遺品で、台座(紫檀)裏面に「元治甲子六月求之 東行生」と記されている。脱藩の罪で投獄されていた野山獄から出され、家居謹慎となった頃に求めたものと考えられる。


109 高杉晋作使用 編笠

晋作が使用したと伝わる編笠。内側には墨で描かれた蟹や花の絵とともに和歌や漢詩が記されている。


110 高杉晋作遺愛 赤絵菓子器

晋作が使用したと伝わる絵皿。中国明時代に景徳鎮で製作されたもの。


111 高杉晋作詩書

長府藩士で報国隊に所属した品川省吾の家に伝世した慶応2年(1866)に晋作が詠んだ漢詩。この頃、品川は小倉戦争にあたり晋作や龍馬と関わっている。

(下関市立歴史博物館常設展示図録より)(彦島のけしきより)