アース製薬の赤穂工場 | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

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赤穂市坂越と言う、赤穂市街の東側、千種川で隔てられた瀬戸内海沿岸の隠れ家的な場所にアース製薬の工場・研究所があった。

滅多に人が来そうにない場所にあり、殺虫剤の原料など有毒成分を扱うために隔離された場所を選んだのであろう。

この工場はアース製薬の発祥の地であり、実質的な本社でもあると言う。

兵庫県赤穂市坂越3218−12 アース製薬


参考

アース製薬の最先端工場、「ほぼ自動化」で生きる“女性目線”

ニュースイッチ by 日刊工業新聞(2019.9.17、参考)

長い製造ラインだが、ほとんど人の手はかかっていない

アース製薬の赤穂工場(兵庫県赤穂市)の一角に、洗口液「モンダミン」を製造する工場がある。製造から出荷まで、ほぼ全てが自動化された最先端の工場だ。成長が続く洗口液市場の増産に対応すべく、効率化した。 

寺田繁和工場長は「13人で1日8万本作れる。2交代なら1日16万本だ。ライフスタイルの多様化でボトルサイズや液種は増える可能性は高い。今も進化している」と意気込む。 

モンダミンは、調合、充填、密封、ラベルの貼り付け、包装、保管、出荷という工程で製造される。製造ラインだけでなく、倉庫でも機械が働く。

調合前の原料はタンクローリーで大量に運び込まれる。ドラム缶で購入するより費用も労力も抑えられるという。調合も自動計量で行われ、ヒューマンエラーが起きない。 

充填からラベルの貼り付けまでは、ベルトコンベヤーの固定器具を工夫した。ボトルに合わせてスライドする仕組みで、多くのボトルサイズに対応する。モンダミンは80ミリリットル―1.3リットルまで14種類のボトルがあるが、固定器具の交換は不要だ。 

また、液体切り替え時の配管洗浄も自動化されている。20種類ほどある液種の切り替えもスムーズだ。夜間に洗浄することで、工場の稼働率も高める。 

寺田工場長は「工場は自動化されているが、日々の整理整頓や安全衛生のチェックは人の目で実施する。特に女性目線で工場内をパトロールしてもらう。休憩室も含め、細かな部分に目が行き届く」と笑顔をみせる。人間の“目力”は健在だ。 

モンダミン工場は現在、一般人の工場見学も受け付けている。ガラス越しに全工程を見られる。夏休みには従業員の家族向けに見学会を実施し、特別にボトル詰め体験をしてもらうという。人間同士の結束を高めながら機械をフル活用し、働きやすく効率のいい現場を作り上げている。(文=門脇花梨) 

【工場データ】2017年2月に稼働した。地上4階建てで、延べ床面積は1万1567平方メートル。モンダミンを年間2400万本生産している。一般見学コースでは30年以上の歴史があるモンダミンについて学べるコーナーや、試用コーナーを用意している。