日本人はアフリカのエチオピアあたりから出て来た最初の現生人類だった!? | 日本の歴史と日本人のルーツ

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日本語の中に人魚構文と言う奇妙な言い方があると言う。この人魚構文は日本語、朝鮮語、中国語のほか、約20言語ほど東アジアに存在するとか!その他の地域としては、アフリカの北東部のエチオピアあたりで話されるシダーマ語ただ一つに存在するらしい。

日本人はアフリカを最初に脱出した現生人類の直接の末裔であり、東に進んだグレートジャーニーの結果として日本列島に到達した。したがって、アフリカの出口あたりから日本列島に到達する東アジアの範囲に原日本語の枝葉となる人魚構文を包含する諸言語があると期待される。

こう考えると、人魚構文の存在分布がまさに日本人のグレートジャーニーに関わり、アフリカの北東部のエチオピアあたりが、最初の現生人類である原日本人のアフリカ脱出口であると期待される。


参考

① 人魚構文 なぜか東アジアに

スズムシ日記(2013.3.22、参考)

日本で多用の奇妙な表現 20言語で確認

「人魚構文」って初耳だ。へ〜って思う。ぼくにとってトレビアは無限で、もうあきれるくらい、だ。でも、僕の脳みそはけっして知識を蓄えない。垂れ流し状態だから、す〜ぐにわすれてしまう。始末に負えない代物なのだ。初耳をメモしておこう。

上半身が人で下半身が魚の人魚のように、種類の異なるものがくっついて一つの文になる−−この「人魚構文」と呼ばれる奇妙な表現が、一部の言語学者の間で注目されている。日本語ではよく用いられる表現だが、国立国語研究所の共同研究によって、東アジアを中心に約20の言語で同じ構文の存在が確認された。

たとえば「太郎は明日、大阪に行く予定です」という表現がある。言語学者の角田太作は20年ほど前に「奇妙な文だな」と思った。世界の諸言語を比べて共通点と相違点を調べる言語類型論の専門家だ。

国語研名誉教授角田太作

「太郎は人間なのに『太郎は予定です』と表現するのは意味の点でおかしい。文の構造も変わっている。前半は『太郎は行く』という、動詞が述語の動詞述語文で、後半は『予定です』という、『名詞+です』の名詞述語文。こんな人魚のような構造の文は、たとえば英語では成り立たない。しかし従来の日本語研究には、これを奇妙な文ととらえる見方がなかった」

角田はこの表現を人魚構文(Mermaid Construction)と名づけた。使われる名詞によって、「雨が降っている模様です」(判断の根拠)、「本を読んでいるところです」(現在進行)など、五つのグループに分類できるという。

「人魚構文は日本語固有のものなのか」と疑問をもつ角田が中心になり、2009年から12年まで共同研究が行われ、世界の諸言語の研究者40人が参加した。その結果、アイヌ語、朝鮮語、中国語、モンゴル語、サハ語(シベリア)、ビルマ蕎、ネワール語(ネパール)、タガログ語(フィリピン)、ヒンディ一語(インド)など約20の言語で人魚構文が確認された。東アジア以外ではエチオピアのシダーマ語だけ。日本語の場合、万葉集などの古典にも人魚構文はあった。

国語研のジョン・ホイットマン言語対照研究系長は「人魚構文は言語学的に奇妙な構文であり、欧州言語にはない。東アジアを一つの言語地域としてとらえ得る可能性もある」とみている。

角田は現在、国語研の名誉教授。海外の出版社から人魚構文の論文集を出す準備を進めている。「人魚構文は、日常生活のありふれた表現のなかに言語学的に有意義なものがある好例だと思う。日本語は特殊とよくいわれるが、世界の数多くの言語と比べてみて初めて類似点と相違点がわかる」という。


② シダーマ語、クシ語族(抜粋)


河内一博、防衛大学校、准教授(2013.6.21、参考)

シダーマ語はアフロ・アジア大語族のクシ語族に属します。アフリカにはその他 、ナイル・サハラという語族 、そして、バントゥを含むニジェール・コンゴという語族があります。それからコイサンがあります。  

地図はアフロ・アジア大語族のものですが、アフリカの北の方です 。紫色のところがクシです 。セム語派などと比べると、かなり特徴が違っています。シダーマ語はハイランド・イースト・クシに属します。ハイランド・イースト・クシの文法はあまり研究されていません。


シダーマ・ゾーンはエチオピアの首都アジス・アベバから南に300k m弱です。シダーマ語は主に話し言葉で、書き言葉の体系はあるのですが、実際に書いている人はほとんどい ません。2005年の調査では、シダーマ語の話者は 300万人で、その8割以上がモノリンガルでした。高地と低地に分かれており、高地の方が伝統的なシダーマ語であると考えられていて、低地の方はかなりアムハラ語の影響を受けています。 

高地Bansaが主な私の調査地で、話し手は高地の方言を話します。Bansaは写真(1) 、(2)のような農村です。家の中は写真(3)のようになっています。

写真(1)
写真(2)
写真(3)


③ シダーマ語を含むクシ語派を話すクシ人は男性遺伝子Y-DNAハプログループEであり、日本人の男性遺伝子Y-DNAハプログループDとは最も近い兄弟関係にあった(wikiより)。


④ アフリカから最初に出てきた現生人類とは日本人だった!?