現代日本は儒教国家で無くて良かった! | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツを解明します。

基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

ご質問などはコメント欄にお書きください。

学術研究の立場にあります。具体的なご質問、ご指摘をお願いいたします。

日本には「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言うことわざがある。日本では一般的に出世した人ほど礼儀正しく、頭を垂れて格下の者に対し接する。例えば、天皇陛下が威張って庶民を見下げることは絶対無く、意に沿わない相手に暴力を振るうことはあり得ない。山口県はかつて長州藩と呼ばれ、最後の藩主の毛利敬親公などは「そうせい公」と呼ばれる程、自ら独裁者となることは無かった。

ところが、韓国では企業経営者などのトップがパワハラを当然のごとく行なうとか!北朝鮮では、独裁者が気に入らない者を処刑したとのニュースが多々ある。中国でも国家主席の任期制限を無くして、実質、独裁者が生まれようとしている。これは、中国や韓国・朝鮮などでは歴史的に国民を支配するに好都合な儒教を採用し、国民を洗脳することに成功したことで可能になったと思われる。

かつての中国の皇帝は臣下に対し気ままに振舞うことが当然とし、愛犬のペキニーズ などは飼い主の皇帝以外には懐かずに気ままに振る舞うように品種改良されたようだ。だから一般人も、努力して出世して我儘が通用するまでは我慢して上司に仕え、トップに立った途端に我儘をあらわにするのが当然と考えるようだ。

日本は江戸時代までの武家政権は儒教・朱子学を国の学問としたが、明治維新を推進させた吉田松陰は儒教を廃して陽明学を採用した。かつての古代の秦の始皇帝も儒教を廃して法治国家を目指した。

日本だってパワハラが無いわけでは無いが、中国・韓国・北朝鮮と異なり、儒教を廃して民主的に法律に従って社会が運営されているところは幸運であった。古代の秦の始皇帝のおかげかも知れない。


参考

① 「ナッツ事件」妹の大韓航空専務がパワハラか 警察が調査

【ソウル聯合ニュース】(2018.4.15、参考)

韓国・大韓航空の趙顕ミン(チョ・ヒョンミン)広告担当専務(34)が広告代理店の社員にパワハラをしたとする疑惑に対し、警察が正式捜査に先立ち法規に違反したかどうかを確認する調査に着手した。ソウル江西警察署が13日、伝えた。調査で嫌疑があると判断すれば正式に事件番号を付与(立件)することになる。

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趙顕ミン氏は大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の次女。広告業界によると、顕ミン氏は大韓航空の本社で先月16日に行われた同社の広告を担当する代理店社員らとの会議で、質問にうまく答えられなかったという理由で代理店の社員に対し声を張り上げ、顔をめがけて水をかけたとされる。

今月2日、同代理店で利用する匿名交流サイト(SNS)アプリにこうした投稿があり、顕ミン氏は同社に「自分が間違っていた」とするメッセージを送って謝罪したという。警察は顕ミン氏の行動が暴行、業務妨害に当たるかどうかを検討中とされる。

ただ、大韓航空側は一部の事実を認める一方、顔に水をかけたのではなく床に向けて水の入ったコップを投げたと説明している。

顕ミン氏の姉の趙顕娥(チョ・ヒョンア)氏は大韓航空の副社長だった2014年12月、自社旅客機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒って滑走路に向かっていた機体を引き返させた、いわゆる「ナッツ・リターン事件」を起こした。同社を巡るパワハラ疑惑が再び物議を醸している。

tnak51@yna.co.kr


② 韓国’儒教’文化考察 パワハラ

pluxpr(参考)

韓国の儒教文化は、目下の者が目上を敬うだけでなく、目上の者が目下の人に強要することがよくあります。老人は老弱者席に座っている人に怒鳴りつけて、席を譲らせます。

ちょっと前に「ナッツ・リターン」事件がニュースになりました。航空会社のグループ会社副社長が、乗務員を怒鳴りつけて、滑走路に向かっていた飛行機をゲートに戻して乗員を降ろした事件です。

事件を契機にパワハラが注目を浴びましたが、ナッツリターンは、外国人や「マウル」の外の人を巻き込んだために表面化しただけで、韓国の財閥系企業では珍しくない「財閥あるある」といいます。ほかにも、アパートの住人が管理スタッフに無理難題を押し付けて、自殺するという事件もありました。

本来は対等なはずなのに、部下や店員、アパートの管理スタッフなど、ある部分において優位になりえる人が立場を利用して謝罪を要求するなどのハラスメントを行うことが日常的に起こっています。

「謝罪」の間、謝罪を受ける側が謝罪する側より優位に立ちます。その謝罪を受ける=優位になるため、日本に対して謝罪を要求するという捉え方ができそうです。


③ 「ナッツ姫」と「水かけ姫」姉妹の母も暴言議論

中央日報(2018.4.20、参考)

チョ・ヒョンミン大韓航空専務のパワハラ議論がチョ専務の母親であるイ・ミョンヒ一宇(イルウ)財団理事長に拡大している。SBSは18日、イ理事長と推定される音声ファイルを公開し、イ理事長が自宅の工事をした作業員に日常的に暴言を吐いていたという証言を確保したと報道した。

SBSによると、2013年夏に趙亮鎬(チョ・ヤンホ)韓進(ハンジン)グループ会長の自宅改装工事の最中にある女性が作業者をののしる声が録音された。

この女性は録音ファイルで「セットでみんなクビにしなければだめだ!クビにしろ!」「乞食のような奴、この××め」など暴言を混ぜた話をしている。

当時作業員だったAさんはSBSに「録音ファイルの声の主は趙会長の夫人でチョ・ヒョンミン3きょうだいの母親であるイ・ミョンヒ理事長だ」と証言した。Aさんは「朝になると(イ理事長が)『きょうは何を見よう、何を見よう』としばらくそう話してかんしゃくを起こした」と話した。

またAさんはイ理事長のパワハラが暴言にとどまらなかったという証言もした。彼は「(イ理事長が)ひざまずかせて突然ほおを殴ったが、作業員が頭を後にして避けた。するとさらに腹を立て大声を出しひざまずいたひざを蹴飛ばした」と話した。

こうした証言に対し大韓航空側はSBSに社外で起きたことであり録音された声の女性がイ理事長かどうかは確認できないと明らかにした。


④ 日本人の不幸の原因は中国から伝わる儒教・朱子学の思想にあった

Dear B、編集部(参考)

満員電車やサービス残業に耐える日本の社畜社会の原因はココにあった!!  人間は、宗教や思想など心のよりどころを大切にする生き物。日本は世界的にみても物理的に恵まれているのに、いまの日本人が何となく不幸を感じる原因は古来中国の思想に取りつかれた結果なのでは?  儒教、朱子学から私たちがどのような考えを引き継いでいるのかまとめてみたよ。

・儒教は中国から伝来した教え

儒教は古代中国の孔子によって唱えられた思想。儒教が重視している思想は、五常という徳を積むことで、五常というのは

仁   義   礼   智    

それぞれ意味を説明すると、「仁」は人を思いやること、「義」は利欲にとらわれずにすべきことをすること、「礼」は目上の人を尊敬すること、「智」は学問にはげむこと、「信」は誠実を尽くして約束を守ること。これらを守ることによって、父子、君臣、夫婦、長幼、朋友との関係を維持できると教えていたんだ。日本、朝鮮半島、中国をはじめ東アジアでは2,000年以上にわたって儒教の考えが浸透しているのよ。

・儒教は伝来当時日本でこう使われた

伝来当時、不安定な時代背景のなか秩序を守るために封建制度がしかれていた日本。特に儒教の目上の人を尊敬すべきという思想(人間の上下関係を大事にすること)は、封建制度による支配(地主と小作人)を円滑に行うことを助長したんだ。

・朱子学とは

朱子学は、儒教を再構築させた学問で南宋の朱熹によって確立されたもの。自己と社会、自己と宇宙は「理」という原理を介して結ばれ、自己修養による「理」の把握によって社会秩序の維持に至ることができると説いたわ。このほか、「性即理」といって、心が静かな状態である「性」を大事にしなさいと説き、性が動くと「情」になり、情が激しく動くと「欲」になる。欲を持つと心が悪になるので、情を常に性に戻すよう心掛けなさい、そうすれば社会秩序は維持されるんだよと説いたの。つまり、色々考えを巡らせずに格上の者に従いなさいということ。日本では江戸時代に領民を虐げる諸侯が多く民衆の不満が高まったため、幕府は朱子学を学ぶことを国民に奨励したのよ。つまり、階級制の社会を維持するのに都合のよい思想だったんだよ。

・儒教と朱子学は現在の日本の全体主義に影響している!?

朱子学は学のない人には難しすぎて理解できなかったため、『父母に孝順せよ    長上を尊敬せよ    郷里に和睦せよ    子孫を教訓せよ    おのおの生理に安んぜよ    非為をなすなかれ』を説く「六諭」が発布され、この六諭が今は廃止された教育勅語にも採用されて、近代日本の考え方に影響を及ぼしたことが事実としてあるんだ。

儒教と朱子学は、「動」よりも「静」を美徳とする思想。これは現在の日本の全体主義にすごく影響していると思うよ。満員電車や休みなく働く過剰労働でもめげずに耐えて通勤するのは我慢の美徳のうえに成り立っているし、会社での上司のパワハラは目上のものを敬えという儒教・朱子学の思想がベースにありそう。子供の頃から日本では周りに合わせて空気を読むことを良しとされ、こうあるべきという思想に取りつかれているのも、場を乱すのを嫌う儒教・朱子学の思想だよ。教育の分野においては、欧米の個人主義が理想とする「自分の考えをはっきり言えるようになること」よりも、日本では「教師が絶対的存在で知識を得ること・普通でいること」を1番に考えることも、儒教・朱子学にルーツがあるといえるわ。

儒教と朱子学に対抗する陽明学

明の時代に王陽明によって確立された陽明学は、これまでの儒教と朱子学の教えを真っ向から批判した革命的な思想。儒教や朱子学では動くことよりも知識先行の静を重視したんだけど、陽明学の場合は論よりも行動することを重視する「知行合一」を説いたんだよ。つまり、自己修養による「理」を重視する朱子学とは異なり、陽明学では「心即理」という概念を重視して“人に備わっている活発に活動する心”を「理」としたんだ。「親や目上の人に孝行しなさい」という儒教の考えから一転、陽明学では「親や目上の人が言っていることが孝行に値するかよく考え、間違っているなら孝行する必要はない、好きなこと・やりたいことをしなさい」という教えは従来の教えを真っ向から反対するものだったの。日本では大塩平八郎、吉田松陰や西郷隆盛などが陽明学の影響を受け、革命運動をしたんだよ。当時の政府は個人が好きなことをしたら国家が統制されないため陽明学を危険思想として扱い、その結果メジャーな思想にはならなかったんだ。

・日本人の幸福感向上のヒントは陽明学にあるかもしれない

心のままに行動すると悪に傾き暴走する人もいるということが懸念されるため昔は批判もされた陽明学。その批判を受け継いだ今の日本は、陽明学的な考えを持ち自分の意見を正直に言ったりする人たちが、現状主義の儒教・朱子学的な考えを持つ人たちに批判される、まさに「出る杭は打たれる」東洋的価値観が浸透しているよね。人はどういった時にストレスを感じたり不幸な気持ちを抱くかというと、自分の考えや意見を押しつぶしたり、思ってもいないのに相手に合わせること。幸福感のベースは仕事が占める割合が大きいため、職業を選ぶ時も、親が喜ぶからとか世間体が良いからじゃなくて、陽明学的思考をもって、好きなこと・やりたいことをするようになれば日本は幸福感を感じる人が増えるんじゃないかなって思う。人と違うことを思ったり、してもいいんだって思うと心もすーっと楽になるよね。

日本は他の国に比べれば宗教が浸透していない国といわれるけど、実は古来から伝わる儒教・朱子学の考え方が哲学として人々の心に染みわたり、それに倣っていることがわかったよ。今でも儒教の孔子を祀っている湯島聖堂は受験生にお馴染みだよね。確かに、今の日本の秩序や行儀のよさが保たれているのは儒教・朱子学の考え方だけど、グローバル化の世の中では西洋の考えに近い陽明学的考えもプラスする思考が大事なんじゃないかな。


⑤ ペキニーズの歴史

みんなの犬図鑑(参考)

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中国原産のペキニーズは、中国語では「ジンパ(京巴)」と呼ばれています。チベタン・スパニエルが祖先と考えられており、ペキニーズの最古の記録は8世紀ごろになりますが、犬種としての成り立ちはそれよりはるかにさかのぼる紀元前と伝聞されています。

祖先犬のチベタン・スパニエルは、仏教への信仰が厚いチベット原産の犬で、チベットの寺院で僧侶によって繁殖、飼育されてきた犬です。「釈迦はその偉大な力により、獰猛な獅子をも服従させる」と考えていた仏教、ラマ教は、獅子に似た犬となるよう改良したペキニーズをもって獅子犬とし、諸国宮廷への献上物として秦の始皇帝他、歴代の皇帝に贈られてきました。この神聖な獅子犬は、皇帝と皇族以外による飼育を禁じられ、禁を犯して持ち出した者は死刑になったとも伝えられています

そうしてペキニーズは宮廷外への門外不出として大切に扱われ、西太后が定めたと言われるスタンダード(犬種標準)に沿って、宮廷内のみで繁殖が行われていました。

門外不出のペキニーズでしたが、1860年の阿片戦争に負けた西太后は、5頭のペキニーズを残し宮殿を離れることとなりました。それをイギリスの軍人が持ち帰り、ビクトリア女王に献上しました。犬好きで知られたビクトリア女王はこれを繁殖し、最初はイギリス国内で王族や貴族にだけ飼われていました。そして1893年に初めてドッグショーに出陳、その鼻ぺちゃな愛嬌のある姿が人気となり、やがて世界中に広がることとなりました。

神聖な獅子犬であるペキニーズには魔よけの力があるとされて、皇族の葬儀では柩を率いて墓へ先導するという役割が与えられていました。1911年、西太后の葬儀が行われた時も、モータンという名前のペキニーズが棺を墓まで先導したことは有名な逸話です。

・ペキニーズの特徴

ペキニーズはがっちりした前足と細めの後ろ足、ずんぐりした首回りですが、全身を覆う長毛で隠さて、ボリューム感いっぱいの体型に見えます。他の愛玩小型犬種と異なり、外見は美しさを誇るのではなく、まるで獅子のように貫録のある堂々とした姿をしています。犬種標準では、オスは5kg以下、メスは5.4kg以下と定められています。

・ペキニーズの性格

ペキニーズは独立心が旺盛で、時に頑固、飼い主に依存することはあまりありません。そのため、愛玩犬なのに人間の膝に抱かれるのを好まない個体も多いようです。この面から、まるで猫のような性格の犬と評されることもしばしばです。

人見知りがあり、家族以外にはなかなか懐かず、誰にでもフレンドリーに振る舞うことはあまりありません。

ペキニーズは勇敢で負けず嫌い、ケンカになっても決して引かない面があります。しかし他の犬へわざわざケンカを売りに行くようなことはない、誇り高い一面が見られます。


⑥ 焚書・抗儒

世界史の窓(参考)

中国の秦の始皇帝が行ったとされる思想統制策

始皇帝に登用された法家李斯は丞相(大臣)に上りつめ、前213年、儒家の書物を焼き払い、拒否する儒家は死刑にすることを提案した。

李斯の儒家弾圧の根拠は、儒家は過去の時代を理想化し、現代を批判して人々を惑わしていること、皇帝の出す法令に批判を加え、その権威をあやうくしていること、にあった。

始皇帝はその建言を入れ、焚書令を発し、いわゆる五経や論語など、儒家の書物を提出させ、焼き払った(焚書)。翌年は儒者の中に皇帝を誹謗するものがいたという理由で、首都咸陽にいた儒者すべての460余人が生き埋めにされた(坑儒)。坑儒の坑は生き埋めにすること。

この史実は、漢の時代に儒教が官学となってからの歴史書(司馬遷の『史記』)に書かれていることなので、誇張があるかも知れない。法家の思想に基づき法律の力で国家を統治する必要があると考えた始皇帝にとって儒家の仁義孝悌の思想や「徳治主義」という統治者論は許せないものであったことは確かであろう。