真脇遺跡の環状木柱列、石川県

能登半島の真脇遺跡の環状木柱列は本州北東端の日本中央碑と四国の石鎚山を結ぶ一直線の真ん中にあった。そして、本州の重要な神社(鹿島神宮、伊雑宮、熊野速玉大社)への聖なるラインが存在した。役割は環状列石やストーンヘンジと同じと考えられる。

日本中央碑の意味の理解に関わる重要な遺跡と考えられる。

環状木柱列

環状木柱列

真脇遺跡

赤印: 能登半島、石川県能登町

① 赤丸: 真脇遺跡(環状木柱列)

② 黄丸: 石鎚山(籠神社、気多大社、真脇遺跡、日本中央碑が一直線)

④ 緑丸: 日本中央碑

⑤ 黒丸: 熊野速玉大社(白山経由)

⑥ 白丸: 伊雑宮

⑦ 黄四角: 熱田神宮

⑧ 青丸: 高天原(鹿島神宮、筑波山経由)

⑨ 緑四角: 筑波山

10 赤四角: 志賀理和気神社(津神島経由)

参考

真脇遺跡  縄文人が見た星空に向かう  巨大「環状木柱列」

毎日新聞 2017年11月25日 17時00分(最終更新 11月25日 17時00分、参考)

縄文遺跡「真脇遺跡」の復元された「環状木柱列」＝石川県能登町で、川平愛撮影

能登半島北部、石川県能登町にある縄文時代の真脇遺跡。復元された巨大な１０本の柱の列「環状木柱列」は、直立の巨石が円形に並ぶ英国のストーンヘンジを思わせる。

１９８２年の調査で柱の根元が見つかった。丈夫で腐りにくいクリの木を、丸太のままではなく、かまぼこ状に割っていた。何のため？　「祈りの場所」「ランドマーク」「物見やぐら」などの意見はあるが未解明。真脇遺跡縄文館の高田秀樹館長（５７）は「謎が多く、それぞれの人が雰囲気を感じ、想像してもらえれば」と話す。

夜空に満天の星。縄文人も見上げただろうこの空に向かって、木柱は立つ。どんな意味と思いを込めたのか。２８００年前に飛んでいきたくなった。【川平愛】