参考
① 香川の体育館、「危機遺産」に 米NYの財団が25カ所選出
危機遺産に選ばれた香川県立体育館(ワールド・モニュメント財団提供、共同)
【ニューヨーク共同】歴史的建築物などの保存に取り組む米国の非営利団体「ワールド・モニュメント財団」(WMF、本部ニューヨーク)は16日、25カ所の「危機遺産」リスト(2018年版)を発表した。日本からは世界的な建築家、故丹下健三氏が設計し、老朽化のため閉館した香川県立体育館(高松市)が選ばれた。
リストは緊急に保存・修復などの措置が求められる文化財を危機遺産と認定するもので、1996年版から2年ごとに作成。今回は今年のハリケーンや地震で甚大な被害が出たカリブ諸国やメキシコの被災地も含まれている。
下関市向洋町にある下関市体育館。1963年に完成のこの建築物は構造家坪井善勝が設計したもの。丹下健三と協働し、国立代々木競技場、東京カテドラル聖マリア大聖堂など傑作を生みだした構造家「坪井善勝」が単独で設計した唯一の建築作品。雑誌「Casa」でも日本のモダニズム建築55選にも選ばれた建築物。
新しい体育館を作るためこの体育館を取り壊す計画が進んでいます。