東京、明大通りの未来 | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

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歩道の拡幅、バリヤフリー化、無電柱化、育ち過ぎた樹木の植え替えなどの為に街路樹が伐採されている。例えば、よく親しんだ明大通りのプラタナスの並木も撤去されるとか!

しっかり検討して欲しい。オリンピックの後の未来に、再度、この写真と比較して見たい。

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駿河台下方向

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御茶ノ水駅方向

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明大通り(3D)


参考

五輪整備 揺れる並木 「明大通り」プラタナス撤去へ

東京新聞(2017.8.27、参考)
 
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明大通りのプラタナス並木=東京都千代田区で

二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックを控え、樹齢を重ねた並木を撤去する公共工事が都内各地で計画され、一部では伐採された。行政側は道路の拡幅やバリアフリー化などを目的とするが、地域のシンボルとなってきた木々が失われることへの住民の反発もある。(神野光伸)

東京都千代田区のJR御茶ノ水駅からの坂道「明大通り」の両側にプラタナスの濃い緑の葉が広がっている。通りは明治大学に面し、周辺に大学や専門学校が集まる。区は七十本全てを撤去する計画で、今月末にも三十三本の伐採を始める予定だ。

歩道の拡幅とバリアフリー化が目的。区道路公園課によると、最も古い木は四十年以上前に植えられた。計画では歩道の幅を約二十五センチ広げ、車道との段差をなくしたり、根が地下で育ちすぎて押し上げた路面を直したりする。

工事完了後、プラタナスより葉が広がらず、病害虫の被害が少ないマグノリアを植える。区の担当者は「人通りが増え、狭い歩道を広げざるを得ない。伐採に理解してほしい」と話す。

これに対し、地元住民らでつくる「千代田の街路樹を守る会」は今月上旬、区長と区議会に保存を求める陳情を提出。会の大学講師愛みち子さんは「区の説明には、学生街を見守ってきた由緒ある街路樹を撤去する計画について、住民側に十分な説明がない」と憤る。明大の教職員や地元中学校の卒業生も二十三日、保存を求める陳情を区議会に提出した。

区と都は東京五輪のマラソンコースになる「白山通り」と、関東大震災後の復興事業で整備された「神田警察通り」のイチョウ並木の伐採も計画。歩道整備のほか、小池百合子知事が選挙公約とした「無電柱化」工事の推進が理由だ。

白山通りは昨年夏に一部伐採され、住民の反対で工事が中断。小池知事は昨年十二月の都議会で「事業完了後に新しい樹木を植えるなど、緑の回復に努めることが重要」と述べた。

一方、神田警察通りは住民の反対で計画を見直し、保存する方針。

中央区では十九~二十一日、日本橋本町-日本橋小舟町の区道のイチョウなど二十四本が伐採された。一部の区民から保存を求める声が出ていたが、「通りのにぎわいをつくりたいと沿道住民から要望があった」(区担当者)という。

◆文化的価値、住民の愛着も

京都学園大の森本幸裕特任教授(環境デザイン)の話 倒木などの恐れがある樹木をすべて保存していくのは難しく、一定期間で更新していかなければならない。景観美をつくる上で、無電柱化も必要だ。一方で、長年ある街路樹は、街のアイデンティティーの一つ。文化的な価値があり住民の愛着もある。工事を進める側は、伐採が必要な合理的な説明を十分果たしていく必要がある。整備をするなら、新たな街路樹が生育しやすい構造にしたり雨水の浸透機能を向上させたりしていくことも必要だ。