旧福岡県庁 | 日本の歴史と日本人のルーツ

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福岡県庁は現在、福岡市博多区東公園にあるが、元は福岡市中央区天神にあった。亀井光が知事であった1981年に移転した。今の天神中央公園が跡地である。

国指定重要文化財の「旧福岡県公会堂貴賓館」は保存されているが、旧県庁舎は取り壊されたことになる。

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右上の那珂川沿いに旧福岡県公会堂貴賓館 、中央: 天神中央公園が旧福岡県庁の跡地、左: 福岡市役所

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中央が昭和50年の旧福岡県庁、右の那珂川沿いに旧福岡県公会堂貴賓館

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在りし日の旧福岡県庁(北から南に眺める、参考)

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旧福岡県庁玄関が中央公園南端にある噴水広場となっている。

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左下: 旧福岡県庁(福岡藩刑場跡の隣)、右上: 現在の福岡県庁


参考

① 天神中央公園の貴賓館改装 重文を新名所へ、福岡県が予算案

西日本新聞(2017.2.11、参考)

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福岡県は新年度、国指定重要文化財の「旧福岡県公会堂貴賓館」がある天神中央公園(福岡市中央区)の活性化に乗り出す。貴賓館の内装工事をし、解説板も設けて「夜は暗く、怖い」ともいわれる周辺一帯を明るくする。飲食店も誘致し、都心の新たなにぎわい拠点としたい考えだ。

公園は福岡市・天神と歓楽街の中洲を結ぶ市役所東側に位置。県庁跡地を開発して1988年に開設、芝生広場や桜並木で知られる。明治期のフレンチルネサンス様式が特徴の貴賓館(1910年完成)は老朽化が進んでおり、周辺は夜も人通りは多いものの明かりが少なく、安全面で懸念の声が出ていた。

2017年度当初予算案に関連事業費として約1億7500万円を計上。貴賓館は壁紙の改修などのほかバリアフリー化しテラス席を広げて1階にカフェを設ける。調度品には多言語の解説掲示板を置き、レトロな内装を生かしたイベントも計画していく。公園内の電灯も改修・増設し、ライトアップも検討する。県幹部は「貴重な文化財の魅力を磨き、にぎわいづくりの一助としたい」と話す。


② 旧福岡県公会堂貴賓館(wikiより)

 元々、第13回九州沖縄八県連合共進会の開催に伴い、来賓接待所のために1910年に建設された建物である。

戦前は閑院宮夫妻の宿泊施設、陸軍特別大演習の本営、皇太子行啓の宿泊施設としても利用され、太平洋戦争中には福岡連隊区司令部にもなった。戦後は福岡高等裁判所福岡県立水産高等学校、福岡県教育庁舎として様々な施設に転用された。

貴賓館は、明治時代の希少なフレンチ・ルネッサンス様式を基調とする公共の木造建築物として貴重であるとして、1984年(昭和59年)5月に国の重要文化財に指定された。

福岡県西方沖地震により、天井・ガラス・壁などに大きな被害を受けたが、復旧工事は終了し一般公開は再開された。