旧国幣社、玉祖神社、山口県防府市大字大崎1690
祭神
玉祖命(たまのおやのみこと)
玉祖連の祖神とされる。岩戸隠れの際に勾玉を作った神であることから宝石関係者、レンズのことを「玉」ということから眼鏡関係者、水晶を使用することから時計関係者より信仰を集める。
周防国一ノ宮として由緒深く、御祭神は三種の神器の 一つである八坂瓊曲玉を造られた玉祖命であります。玉祖命 は五伴緒神の一柱として中国地方を治められ、ここ大崎の地で 歿せられたと伝えられ社殿の北、約五百米にある玉岩窟(たまのいわや)はそ の墓所と云われています。 神社の創建はあまりにも古く 定かではありませんが、景行天皇十二年西征にあたって戦 勝祈願のため宝剣を奉納されたものが今も御神宝として 伝わっております。
仲哀天皇・神功皇后も西征の折ご参拝になり。今の佐野焼 の始祖と云われる沢田の長に三足の土鼎と盎を作らせ米を炊 き捧げられ、また軍の吉凶を占われたことに起因すると云う 占手神事も昔ながらに伝えられ厳かに執行さされております。
玉は洋の東西を問わず美しく尊いもので平和のシンボルと されていますが四月十日の玉の祭には全国各地から宝石・眼鏡・ 時計・カメラ業者が参拝しており、玉の祖神として、また平和 の神として崇敬されております。
例祭 | 九月二十五日に近い日曜日 | |
玉の祭 | 四月十日 | |
特殊神事 | 占手神事(山口県無形文化財) 釣垂神事 | |
主な宝物 | 重要文化財 | 俊乗坊重源造替目録 大内弘幸重建目録 毛利輝元宗広再建目録 |
重要美術品 | 銅製巴文双雀鏡 | |
防府市文化財 | 源義経奉納吉包の太刀 | |
天然記念物 | 日本鶏 黒柏 |
参考
周防国府(参考)