第1133話 魔界転生 余談 と サミットストアのカレー | 時代劇本舗

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時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

このところ、暑さのせいもあって、遠く

のお店までランチに行く気力が出ませぬ。

そこで、職場の近所のサミットストアの

お弁当や総菜が良く登場いたしまする。

先日は、カレーライス298円を購入し

少し寂しかったので、チーズメンチカツ

を追加購入しました。お店の電子レンジ

で加熱して、職場でいただきました。

 

なんともチープではありますが、これが

最近のランチ事情でございまする。

 

 

【時代劇こぼれ話】魔界転生(1981年版)

         余談

 

この映画、人気者が多く配役されたこと

もあり、なかなかの興行収入を上げたよ

うです。登場人物の中で、細川ガラシャ

については原作では登場せず、映画脚本

での創作です。男ばかり出て来ても、ち

ょっと絵が・・・と思った監督の発案の

ようです。色仕掛けで徳川将軍を操る魔

界衆という設定には、原作者の山田風太

郎さんも「細川ガラシャというのはちょ

っと思いつかなかったなぁ!」と感心し

ていたそうです。

 

また、魔界のことを描く映画だけに、制

作する角川春樹事務所でもお祓いやお清

めを欠かさなかったそうですが、宝蔵院

胤舜の室田日出男さんが立ち回りの最中

に捻挫。伊賀の霧丸の真田広之さんは食

中りをしたそうです。最大の被害者は、

細川ガラシャ役を予定していた高瀬春奈

さん。病気で入院してしまい、急遽代役

で佳那晃子さんが起用されたのだそうで

す。こうしたことが続いたので、角川春

樹御大が自ら神官を勤め、大祓えを行っ

たということです。

 

それから、伊賀の霧丸(真田広之さん)

と天草四郎(沢田研二さん)の男同士の

キスシーンが話題になりました。実はこ

れ、台本には無く、監督のその場の指示

によるものだそうです。このように、角

川映画全盛の時の、自由な作風がヒット

作を生んだのでしょうね。

 

お読み頂き、有難うございましたm(_ _)m