第1132話 魔界転生 8.燃える江戸城 と イレブンイマサのカレー | 時代劇本舗

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時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

大阪の梅田周辺には「サンマルコ」とい

うカレーのお店があります。スタンド風

のお店ですが、味が良く、かつ素早く配

膳されるので重宝しておりました。

 

では、東京ではどうか。新宿にはボルツ

の1号店やココ一番屋がありますが、ま

だサンマルコほどの便利さは感じません。

ボルツ1号店は立ち食いですしね!(笑)

 

そんな中、新宿で急いで飯を食う必要が

あるときに重宝するのがこちら。小田急

エースにある11イマサ(イレブンイマ

サ)であります。

今回注文(食券制)したのはハンバーグ

カレー。肉の無いシャビシャビルーに合

わせるのは柔らかいハンバーグ。これを

崩しながら食していきます。

 

ルーについてもちょうど良い量でした。

急いで食べたいときには重宝なお店であ

ると思いまする。

 

 

【時代劇こぼれ話】魔界転生(1981年版)

         8.燃える江戸城

 

妖刀村正を得た柳生十兵衛は、宮本武蔵

を倒すべく、舟島にやって来ます。激し

い戦いを経て、大きく跳躍した十兵衛が

武蔵の額を割り、勝負が決します。残る

は天草四郎と父の宗矩のみ。彼は江戸城

に急ぎます。

 

その頃、江戸城ではお玉の方が寝言で忠

興の名前を呼んでしまい、家綱と言い争

いになります。もみ合っている内に、燭

台を倒してしまい、寝具に火がついて燃

え上がります。これが明暦の大火に発展

します。お玉の方は錯乱し、家綱を忠興

だと思い込み、心中をするかのように一

緒に火の中に飛び込んでしまいます。

 

そして、燃え盛る江戸城の中では、但馬

守宗矩が一子十兵衛の来るのを待ちわび

ていました。「十兵衛、早う参れ!」と

繰り返し叫ぶ宗矩。そこに編笠姿の十兵

衛が現れます。彼は額や手に、魔除けの

文字を書き、妖刀村正を手に父と闘い始

めるのでした。火焔の中の激しい戦いで

したが、ついに十兵衛が宗矩を倒します。

すると火焔の中から天草四郎が登場。彼

が手にした髪の毛の鞭と、十兵衛の村正

が行き交います。髪の毛の鞭を左手で受

けた十兵衛が、右手の村正を一閃。四郎

の首が飛びます。

 

しかし、四郎は自らの首を小脇に抱え

「人間で居る限り、復讐を続ける」と言

い残して炎の中に消えてゆくのでした。

魔界衆の怨念は、簡単には納まらないも

ののようでございます。

 

お読み頂き、有難うございましたm(_ _)m