第1074話 剣客商売雑感(9)傘屋の徳次郎 と 朝のルーティン | 時代劇本舗

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時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

職業生活も最終盤に入りました。でも、

若い頃と比べて、今のほうがしっかりと

した部分があります。それは…

 

朝の時間の使い方です。以前は朝が弱く

起きるのに苦労していました。ところが

ここ数年、毎朝ぴちっと起きられるよう

になったのです。

 

その原因のひとつは、目覚まし以上に強

力なこ奴の存在(笑)猫娘です。

毎朝、目覚まし時計の鳴る少し前に寝床

に上がってきて、飼い主にちょっかいを

出すのです。こ奴の腹時計の方が効果が

あるのでしょうか。

あとは、しっかりとを沸かして、仏壇

と自分たちの分を淹れること。この行動

をしているうちに、しっかり目が覚めて

来ます。

あと少しの間ですが、規則正しく生活を

して行きたいものでございまする。

 

 

 

 

【時代劇こぼれ話】剣客商売雑感

        9)傘屋の徳次郎

 

剣客商売で、秋山小兵衛の一番の協力者

と言えば四谷の弥七であります。その弥

七が頼りにしている一の子分が傘屋の徳

次郎です。

 

この時代の御用聞き(岡っ引き)は、町

奉行所の同心から手札を貰い、その配下

に入っていました。当然、それほどの給

料があるわけではなく、弥七の場合は女

房が料理屋を経営して、家計を支えてい

ました。徳次郎も、稼業は傘屋でありま

すが、実際の販売は女房が中心となって

おり、自分は弥七の探索を手伝っていた

わけです。

 

元々、徳次郎は殺人事件を起こし、弥七

に逮捕された犯人でありました。しかし、

その人柄や度胸を見込んだ弥七が、刑期

を終えた後に手下に加えたようです。そ

して、改心した彼は、弥七とともに探索

にあたり、或いは捕り物に参加するよう

になったわけです。また、変装の名人で

あり、商家の旦那のような格好をすると

「割に人品が良くなる」という人相でも

あります。いざと言う時には十手を持ち

(本来、御用聞きは十手を常時持たない

のです)捕り縄を駆使して、悪人どもを

一網打尽にしていくのでした。

テレビシリーズでの傘徳=山内としおさ

んの、ちょっとトボケた演技もなかなか

面白いものがありましたね。

 

お読み頂き、有難うございましたm(_ _)m