第1066話 剣客商売雑感(1)年の差夫婦の誕生 と 新幹線でのつまみ | 時代劇本舗

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時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

急きょ、大阪に行く用事が出来ました。

新幹線の切符を確保し、東京駅へと向か

います。急いできたのですが、あまりお

腹が空かなかったので、つまみを買って

乗ることにしました。

いろいろなものを売って居るグランスタ

ですが、洋風の惣菜を選択。どこにでも

あるRF1ですが、少量のサラダや肉類

があるのが有難いです。

ホタテ貝柱のサラダ仕立てと、ロースト

ビーフを買いました。この2品で駅弁並

のお値段(苦笑)弁当の方がコスパが良

かったかも?

でも、白ワインを買って、この2品を肴

にいただきました。慌ただしい移動でし

たが、つかの間の休息でございました。

 

 

 

【時代劇こぼれ話】剣客商売雑感

       (1)年の差夫婦の誕生

 

ここからは、「剣客商売」についての感

想であります。時代背景は、鬼平犯科帳

の少し前。老中田沼意次が、権勢を振る

っていた時代であります。主人公の秋山

小兵衛は、四谷中町で無外流の剣術道場

を開いていた人物ですが、初老の域に入

り、鐘ヶ淵に寓居を構えて隠居生活に入

ります。ただしこのご隠居、元気さに溢

れていますし、好奇心旺盛。いろいろな

ことに首を突っ込みたがるというお方で

あります。

 

それだけでなく、雇い入れた下女のおは

(当時17歳)に手を付けてしまうと

いう、困ったお人なのであります。現代

なら高校生ですから、東京都の条例で淫

行として逮捕されかねないのですが、そ

こは江戸時代。かなり大らかであります。

で、時に小兵衛さんは57歳。年の差が

40歳という、加藤茶さんもびっくりの

年の差婚。(あ、同じくらいかな?)

それがしも、還暦を迎えましたので、小

兵衛さんとほぼ同じ年代ですが、この元

気さにはとても及びません。

 

さらに不思議なのは、隠居生活で、特に

仕事もしていないのに、どういうわけか

お金には困っていないという境遇であり

ます。どうやら、昔からの支援者が大身

旗本や大名の中に居るようです。誠にう

らやましい限りでありますなぁ。小兵衛

さんには、先妻との間に一子大治郎があ

り、こちらも剣客の道を選んで、日々鍛

錬に励んでいます。父親が、自分よりも

年下の娘と結婚するというので、いささ

か面食らっているようですが、この後、

彼にも良き伴侶が現れるのでした。それ

にしても、小兵衛さんも今で言う「没イ

」(あまり、この言葉は好きではあり

ませんが・・・)その再婚相手がこれ程

までに年下というのが、ちょっと驚きで

はありますね。

 

お読み頂き、有難うございましたm(_ _)m