第1065話 鬼平雑感(20)盗法秘伝 と 王子「桃花園」のラーメンセット | 時代劇本舗

時代劇本舗

時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

王子駅前にある「北とぴあ」でセミナー

があり、昼から移動して参加いたしまし

た。昼飯を食べていなかったので、開場

までの短時間で何か食べようと、線路際

の商店を眺めていると、こちらの中華料

理店が目に入りました。「桃花園」とい

う名前であります。けっこう昔ながらの

中華屋さん、という感じのお店です。

急いで食べるので、チャーハンか麺類が

良かろうと見ていると「ラーメンセット」

という看板が出ていました。ラーメンと

半チャーハンのようです。これなら早く

出てくるだろうと、店に入り、席に案内

されるとすぐに「ラーメンセット」と注

文。店内はお一人様か二人連れがほとん

どで、いかにも会社勤めという人が多い

ようです。お昼時は少し過ぎていたので

すが、ほぼ満席でした。

そしてラーメンセット登場。いかにも昔

ながらの醤油ラーメンに小さな器に詰め

込まれた(?)チャーハン。さっそく食

べてみます。ラーメンの方は、思ったよ

りもスープが美味しく、麺も喉越しの良

いものでした。

一方、チャーハンはちょっと油が多め。

何となく油そばならぬ、油ご飯という感

じでした。いやはや、チャーハンだけだ

ったら、悲惨だったかも?ラーメンは☆

3以上ですが、チャーハンは☆2以下。

というわけで、油ご飯、いやチャーハン

は少し残してラーメンは完食しました。

ラーメン単品にすれば良かったと、ちょ

っと反省。でも、素早く食事できたので

感謝。

 

 

【時代劇こぼれ話】鬼平雑感

         (20)盗法秘伝

 

鬼平犯科帳の中でも、最もユニークな盗

賊が「盗法秘伝」の中に登場する伊砂の

善八(いすがのぜんぱち)ではないかと

思います。中村吉右衛門さんのテレビシ

リーズでは、フランキー堺さんが演じて

いました。平蔵が旅の途中で出会った、

不思議な老盗賊、いやこそ泥というべき

でしょうか。

 

この善八が、何故か平蔵を見込んで、自

分の盗法を伝授するという、何とも可笑

しな回でありました。因業な酒屋に盗み

に入ろうという二人。途中で握り飯を食

べますが、真ん中の1個に手を伸ばす平

蔵に「これは駄目!」と断る善八。後で、

番犬対策の眠り薬入りだったことが判明

します。ひょこひょこと変な格好の抜き

足差し足。一輪挿しの水で、敷居の音を

消し、眠り薬でその家の主人をも眠らせ

て、蔵に忍び込みます。ついでに、蔵の

中でう●までして来るという、何とも

変な盗賊でした。

 

最後には、平蔵にお灸を据えられて、も

う「引退しろ!」と言われてしまうので

したが、あの調子ではまた、再犯してい

るのではないですかねぇ!?(笑)

 

お読み頂き、有難うございましたm(_ _)m

 

(鬼平雑感、しばらく休止。

    また思いついたら再開いたします)