第470話 言葉の源(7)袖の下 と ちょっとイライラ!(苦笑) | 時代劇本舗

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時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

 このところ、ランチはもっぱら麺類生

活になっております。どうも、胃腸の具

合が優れず、麺に頼る生活であります。



 三軒茶屋にこの店があるとは知りませ

んでした。国道246号線沿いに出来た

のは「AFURI」であります。



店頭


 店頭には塩ラーメンやゆず塩ラーメン

の文字と写真。塩がウリのようですね。

 さっそく入ろう…としたら、女性三人

組が立ちはだかって入れません。店内は

空いているのに、入口で話しこむのは止

めてくれ!

 そして、券売機の前でも、一人ひとり

悩むのです。さっき表で写真を見ていた

のは何だったのですか?(怒)

 だんだんイライラしてきました。



ゆず塩ラーメン玉子・海苔増し

 ようやく券売機が空き、それがしも券

を買います。ゆず塩ラーメンに、勢い余

って味玉と海苔まで買ったら1000円

を超えてしまいました。


海苔と玉子


 ゆず塩ラーメンは美味かったけど、鶏

油を多めにしたのがたたって、ちょっと

後半くどくなってしまいました。

 やはり塩はあっさり気味でいただく方

が良いようです。






【時代劇こぼれ話】言葉の源(7)

         袖の下



 これについては「必殺仕事人」の

主水さんが得意にしていることですね。

 彼の場合、後ろ手に手のひらを出し、

くいっくいっと動かします。すると、商

家の番頭が「見回り、ご苦労様でござい

ます」などといいながら、おひねりを渡

します。まさに袖の下から渡す賄賂です。



 そう、袖の下とは賄賂の俗語で、こ

ように袖の下からこっそり渡す行為から

来た言葉であります。主水さんほど大っ

ぴらに要求する人は多くないでしょうが、

当時の与力・同心には商家などからの付

け届けが多く、俸給よりもその収入で潤

っていたようです。

 商家の側でも、何か揉め事があった

に、知り合いの与力・同心に相談できれ

ば安心、という思いがあったのでしょう。

 ですから、与力クラスともなると、旗

本よりもむしろ裕福で、良い暮らしをし

ていたようです。



 これが、もっと多額の賄賂ともなると、

菓子箱に入れて渡す、という正に「越後

屋、おぬしも悪じゃのぅ!」というスタ

イルになるわけです。この場合は別名、

黄金色の菓子」などと呼んだようです

よ。



 本日もお読み頂き、ありがとうござい

ましたm(_ _)m