第469話 言葉の源(6)狼藉 と ちょっと残念な冷やし中華 | 時代劇本舗

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時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

 昨日は、冷やし中華の話を書きました

が、実は今日の昼も冷やし中華でござい

ました。ところが…ちょっと残念なこと

になってしまいました。



 お店は「花月嵐」というチェーン店。

 どの支店かは、あえて申しません。



 昨年「彩の冷やし中華」という冷やし

を食べたところ、スープが多くて、なか

なかに美味かったので、リピートしてみ

ることにしたのです。ところが…。



花月嵐 彩の冷やし中華?


 あれ?普通の冷やし中華のようです。

 スープ多めがウリだったのは、勘違い

だったのでしょうか?

 去年は「昔ながらの冷やし中華」とい

う名前で出ていたものに似ています。



 当てが外れた上に、水を出すのも忘れ

られ、何だかテキトーな扱いを受けたよ

うな気がしてしまいました。

 今日は「残念」ランチでござる。





【時代劇こぼれ話】言葉の源(6)

         狼藉



 先日は「曲者」の話、そしてまた本日

は「狼藉者」の話であります。狼藉とは、

もともと狼が寝る時に、下草を藉(ふ)

み荒らすということから、多くのものが

秩序なく入り乱れているさまを言います。



 それが転じて、物が散乱している状態

や、女性に乱暴をはたらくことを意味す

るようになったようです。例えば、杯盤

狼藉といえば、宴会などで座が乱れて酒

の杯やお皿が散乱しているような状態を

言いますし、落花狼藉といえば、女性を

手籠めにするというイメージになります。

 さらに乱暴狼藉などというと、ただの

暴れ者ではなく、凶暴かつ力の強い悪漢

が暴れている、という感じですね。



 時代劇で使う場合、「狼藉者、そこへ

直れ!」などといい、強い剣士が狼藉者

斬り捨てる、という場面が多く見られ

るようです。このところ、ニュースに出

てくるさまざまな事件の犯人たちが、正

に狼藉者に見えてしまうのはそれがしだ

けでしょうか?



 本日もお読み頂き、ありがとうござい

ましたm(_ _)m