こんにちは、みなさんお元気ですか?

令和6年3月16日(土)、筑西市文化協議会下館支部が主催する文化講演会が開催されます。



講師は、二宮尊徳の7代目子孫である中桐万里子さんで、講演テーマは「教育者 二宮金次郎〜人をそだてるためには〜」。

ここ茨城県筑西市(下館藩)は江戸時代後期、天明・天保の大飢饉で藩や村々が疲弊・荒廃していました。そこで下館藩では天保9年(1838)、同じく疲弊していた下野国芳賀郡桜町(真岡市)を復興すべく小田原藩から派遣されていた二宮尊徳(金次郎)に教えを請い、財政再建や村の復興のための指導(報徳仕法)を受けたのです。

当時下館藩主石川家は、常陸国と河内国(大阪府)にあわせて2万石の所領(うち1万3千石が常陸下館)を持っていましたが、飢饉のため下館の収入が3分の1まで激減し、多額の負債を抱えていました。尊徳の仕法は、家臣たちの俸禄切り下げを含む厳しいもので、当初藩内には不満もあったようですが、これが天保13年(1842)以後に実施され、嘉永5年(1852)には何とか全ての借財を一掃。また、領内の村々に対する仕法も順次行われ、普及していきました。

このように、尊徳とその後継者による仕法を受けた藩や村は数多くあり、それらの地域では現在、報徳仕法を「心豊かでたくましく生きるひとづくり・まちづくり」に活かすため、全国報徳研究市町村協議会を組織しています。
また同協議会では毎年、全国報徳サミットを開催していますが、今回文化講演会の講師をつとめる中桐万里子さんは、令和元年に筑西市で開催された第25回全国報徳サミット筑西市大会でも基調講演をされています。


というわけで、筑西市文化協議会下館支部主催の文化講演会、みなさんもぜひお越し下さい。

■筑西市文化協議会下館支部主催文化講演会
講師 二宮尊徳7代目子孫 中桐万里子先生
テーマ 教育者 二宮金次郎〜人を育てるためには〜
日時 令和6年3月16日(土)午後1時30分〜
場所 筑西市コミュニティプラザ(スピカ6階)

■全国報徳研究市町村協議会(17市町村)
北海道:豊頃町 福島県:相馬市、南相馬市、大熊町、浪江町、飯舘村
茨城県:筑西市、桜川市 栃木県:日光市、真岡市、那須烏山市、茂木町 神奈川県:小田原市、秦野市
静岡県:掛川市、御殿場市 三重県:大台町

*令和5年11月11日現在


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