こんにちは、みなさんお元気ですか?

強い冬型の気圧配置の影響で、8日から10日にかけ日本海側を中心に再び大雪になることが予想されているそうです。
気象庁も積雪による雪崩などに注意を呼び掛けているとのこと、該当地域にお住いのみなさまは十分にお気をつけください。

さて、先月29日にアップした記事で筑西市立農業資料館に咲く蝋梅(ロウバイ)を紹介したところですが・・・
実は農業資料館を訪れた同じ日に、茨城県筑西市内にある、蝋梅が咲くもうひとつの場所・宮山ふるさとふれあい公園にも行ってきたのでご紹介させていただきます↓

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バーベキュー設備をはじめ、キャンプ場、水遊びのジャブジャブ池、焼物が楽しめる陶芸工房、自然のままのどんぐりの林、歴史のロマンに満ちた宮山石倉遺跡などなど見どころや施設がいっぱいの宮山ふるさとふれあい公園は、「人と自然とのふれあい」をテーマに市が管理運営するやすらぎの広場。
毎年5月には園内で鯉のぼりまつりが、夏には隣接する「ひまわりの里」で明野ひまわりフェスティバルが開かれ、大勢の人で賑わいます。

こちらは野外調理施設と蝋梅↓

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約30本の蝋梅は、寒さのせいか昨年よりかなり開花が遅れていました。


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陰陽師・安倍晴明には、常陸国猫島(現在の筑西市猫島)という伝説があるのです。
ご存知でしたか?

里山(宮の杜)入口の標識、奥に見える建物は鹿島神社です↓

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市民グループ「宮の杜里山づくりの会」の手により、平成15年から本格的整備が始まった里山・宮の杜。
里山づくりの会では、里山の手入れのほかにも自然観察会を実施するなど、積極的に活動しているそうです。

そしてこちらは宮山石倉遺跡↓

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巨大な岩が積み上げられたように見えるため、「弘法の硯石」とも呼ばれています。
石倉遺跡のある地点は標高約48メートルで、旧明野町の最高地点だそうです。

筑西市指定文化財(建造物)の宮山観音堂↓

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棟札によると現存する建物は享保8年(1723)の上棟。

宮山観音は常陸西国三十三番札所の一番札所でもあり、筑西市内には他にも

2番 倉持 雲井山 十一面観音(雲井宮郷造神社)
27番 黒子 医王山 十一面観音(医王山宝珠院如意寺 [千妙寺])
28番 下館大町 羽黒山 正観音(羽黒山清瀧寺 [羽黒神社])
29番 中舘 施無畏山 延命観音(施無畏山延命院観音寺
30番 落合 世音山 千手観音(施音山普門院示現寺 玄亀山無量寿院福聚寺)
31番 小栗 宮本山 千手観音(宮本山)

が三十三番札所に数えられているようです。

観音堂(駒形神社)の裏手には宮山観音古墳という古墳があり、園内にはそのレプリカがあります↓

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宮山観音古墳(全長92メートル)は旧明野町にある3つの前方後円墳のひとつで、5世紀ごろの築造。
ちなみに筑西市内で最大の前方後円墳は徳持にある葦間山古墳で、復元すると全長141メートルと推定されています。

地元で採れた野菜・果物を販売するあけのアグリショップ

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常陸秋そばを石臼でひいた、石臼びきの手打ち蕎麦が名物です。
宮山公園に来園の際には、ぜひお試しください。


というわけで、まだ全部紹介しきれませんが・・・
見どころいっぱいの宮山ふるさとふれあい公園、みなさんもぜひ一度お立ち寄りください。


■宮山ふるさとふれあい公園
筑西市宮山504番地 TEL0296-52-3610