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Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。

Webで数学、
数学史からみえてくるもの:オートレッドです。

今日は、
紀元後の数学者:オートレッドにフォーカスします。

1500
 オートレッド (1578~1660 頃)
  (イギリス)
   計算尺の発明、積の記号 ×)

オートレッドは、
イギリスの数学者です。「×」の記号の考案で知られています。
三角関数において「sin」、「cos」と表記する方法も、
オートレッドの考案であるといわれています。


「×」の記号の使用

当時は「×」といった記号は使用されておらず、
例えば5かける5であれば「5 multiplied by 5」と言葉を用いて記していました。
この掛け算の記述に対して初めて「×」という記号を用いたのがオートレッドです。
「×」の記号は、
オートレッドの著書「数学の鍵」(1631年)で初めて使われました。
彼は、
教会の十字架からの連想で「×」という記号を思いついたといわれています。


計算尺

ネピアが対数を発明したことで掛け算を足し算に変換することができるようになりましたが、
その対数の仕組みを利用して、1620年にイギリスのガンターが対数尺を発明しました。
その後1622年には、
オートレッドが計算尺を発明しましたが、
これは2つの対数尺を組み合わせることで乗法と除法を計算できるようになるものでした。
このように複数の尺を用いる計算尺は、以後主流となって行きます。

明日はメルセンヌにフォーカスします。

お楽しみに!

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。