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Webで数学、
数学史からみえてくるもの:シピオーネ・デル・フェッロです。

今日は、
紀元後の数学者:シピオーネ・デル・フェッロにフォーカスします。

1500
 シピオーネ・デル・フェッロ (1465~1526 頃)
  (イタリア ボローニア大学教授)
   3次方程式 x3 + cx = d の解法

シピオーネ・デル・フェッロは、
イタリアの数学者で、
三次方程式の解法を考案したことで知られています。

シピオーネの時代の数学者は、
三次方程式は次の3つのうちいずれかの形に帰着できることを知っていた。

X3 + mx = n
X3 = mx + n
X3 + n  = mx

つまり、X2の項は、適切な処理によって消去できた。
また、当時は負の数は使われていなかったため、
係数mとnはともに正である。負の数を用いると、次のただ1つの式に帰着する。

X3 + mx + n = 0


シピオーネがルカ・パチョーリの影響を受けていたのかははっきりしない。
パチョーリは1501年から1502年までボローニャ大学で教え、
シピオーネと数々の数学の議論をしたことは分かっている。
彼らが三次方程式の解法に関する議論をしたのかどうかは分からないが、
パチョーリが7年前に著した有名な論文にはこのことが含まれている。

パチョーリがボローニャを訪れた後、
シピオーネは3つの場合の式を解いた。
1925年、16世紀の文書が発見され、その中にシピオーネの解法が含まれていた。
カルダーノは1545年に出版された著書Ars Magnsの中で、
三次方程式の解法を最初に見つけたのはシピオーネだと述べ
「デル・フェッロの解法」と名づけた。

明日はタルターリアにフォーカスします。

お楽しみに!

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。