Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
数学史からみえてくるもの:アールヤバタです。
今日は、
紀元後の数学者:アールヤバタにフォーカスします。
500
アールヤバタ (478 頃~550 頃)
(インド)
平方根・立方根 の求め方,等差数列・2 乗数列・3 乗数列の和,比例の計算,
連立一次方程式の解法,2 次方程式の (正の) 解の公式,円周率 3.1416,
半弦値の表 (現在の正弦表と同じ)
アールヤバタは、
インド東部のパータリプトラ(現在はパトナ)で活躍した天文・数学者。
その著書「アールヤバティーヤ」(499)は,
著者の確定できるインド最古の独立した科学書であり,
インド古典天文学・数学の出発点となっている。
この書は全4章から成っており、
第1章には簡潔な独自の記数法によって天文常数が、
第2章では数学を論じ,
第3章と第4章では暦法と天文学について記されている。
暦法と天文学にはギリシャの影響が際立っている。
インドでは、
バビロニアの天文学は十分理解されず主流にもならなかったが,
興味深いことに,
20世紀はじめまで南インドに伝えられていたバーキャと呼ばれる一種の月の位置表は、
バビロニア天文学の理論と数値をそのまま踏襲している。
499年にアールヤバタが著した「アールヤバティーヤ」によって
数世紀にわたるギリシア天文学の吸収とインド化の時代は終わり,
インド内部での独自の歴史が始まることになる。
インド数学は今日でも注目されていますが、
アールヤバタはインド数学を確立した人物でもあるのですね。
明日はボエティウスにフォーカスします。
お楽しみに!
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
