Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
数学史からみえてくるものⅧす。
今日は、
紀元前のユークリッドにフォーカスしていきます!
BC300
ユークリッド (BC300 頃)
原論 (場所:アレクサンドリア)
幾何学を公理・公準から厳密に証明した最初の教科書
ユークリッド(エウクレイデス)は、
古代ギリシャの幾何学者で数学者。
ですが、その生涯についてはほとんど分かっていません。
ユークリッドは当時知られていた数学の知識をまとめて整理した「原論」という全13巻の書物を著しました。
この「原論」は、数学史上で最も重要な著作物の一つであるとされています。
エジプトのプトレマイオス一世は学問を重要視し、
首都アレクサンドリアを世界の学問の中心とするために様々な方策を打ちました。
新しく大学を設立したこともその一つですが、
この時に招かれた学者のうちの一人がユークリッドでした。
ユークリッドはアレクサンドリアの地で数学を教える傍ら、研究を続けていくことになります。
プトレマイオスはユークリッドから幾何学を学んでいましたが、
ある日「もっと簡単に幾何学を学ぶ近道はないのか」と聞いたところ、
ユークリッドは「幾何学に王道なし」と答えたという逸話があります。
ユークリッドの「原論」については、
このブログでも何度も触れてきましたが、
エジプトのオクシリンコス遺跡からは歴史的に重要なギリシャの文書が多く発見されていて、
その中にはユークリッドの「原論」の写本もありました。
これは現存する最古のものとなっています。
明日は、
アルキメデスにフォーカスします。
お楽しみに!
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
