Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
数学史からみえてくるものⅦです。
今日は、
紀元前のエラトステネスにフォーカスしていきます!
BC300
エラトステネス (BC276~BC194)
(場所:アレクサンドリア)
地球の半径を測る,素数のふるい分け
エラトステネスは、
リビアのキュレネに生まれた数学者。
プトレマイオス3世に呼ばれて、アレキサンドリアのムセイオン(研究機関)の館長になりました。
このブログでもご紹介した「エラトステネスのふるい」は、
指定された整数以下の全ての素数を発見する方法。
数表を用いて合成数を次々に消去していき素数だけを残す、
いわゆる数を「ふるいににかける」やり方です。
また、
エラトステネスは地球の全周を最初に測った人でもあります。
彼は、
シエネのエレファンティン島とアレクサンドリアの間で、
夏至の正午の太陽の高度をベースに地球の全周を計算しました。
シエナの町では、
夏至の日の正午に太陽の光が井戸の底までまっすぐ射し込み、
底の水に太陽が映りますが、
これは太陽が町の真上にあることを意味しています。
そこでアレクサンドリアで夏至の時に地面に棒を垂直に立て、
影が作る角度を調べます。
すると、
太陽が真上から7.2度傾いていることが分かりました。
これがシエネとアレクサンドリアの緯度の差から生じるものとして比例式を立て、
シエネとアレクサンドリアとの距離が地球の大円の1/50であることを導き出したのです。
そして、
紀元前255年頃には初の天球儀を作成します。
現代の地球儀のもとも紀元前が発症だったのですね~
明日は、
ユークリッドにフォーカスします。
お楽しみに!
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
