Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
数学史からみえてくるものⅤです。
今日は、
紀元前のデモクリストスにフォーカスしていきます!
BC200
デモクリストス (BC460~BC370)
(場所:アブデラ)
原子論、錐の体積を無限小的方法で求める
デモクリストスは、
古代ギリシア時代のエーゲ海北岸:トラキア地方・アブデラに生まれます。
原子論者として有名で、
レウキッポスを師とし、古代原子論の祖といわれる人物です。
そして、
陽気な性格で、いつも笑顔でいたため「笑う哲学者」とも呼ばれていたのです。
デモクリストスは、
大きな財産を相続して、その財を資金に色々な土地を旅し、多くの学識者と交流を持ちましたが、
最後は財産を使い果たし、故郷で兄弟に養われていたようです。
さて、
「錐の体積は、同じ底面を持つ柱の体積の3分の1である」は有名ですが、
このことについて最初に述べた人物がデモクリストスだ、
とアルキメデスの「方法論」の中に記されています。
この証明自体は約50年後にエウドクソスによって行なわれました。
デモクリストスは、
他にも数学や幾何学についての著作が多数あったとされていますが、
今に残っているものはないといいます。
また、
「いかなることも偶然には起こりえない」という名言を残しており、
数学、哲学を通してものの本質を見ていた彼の実体験を伺い知ることができますね。
明日は、
アポロニュオスにフォーカスします。
お楽しみに!
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
