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Webで数学、
メソポタミア文明と数学です。
世界四大文明のひとつメソポタミアでは、
・楔形くさびがた文字
・灌漑
・太陽太陰暦
・占星術
・六十進法
・法典
・統一度量衡
などが発達したといわれています。
このうちの六十進法は、
メソポタミア文明で多くの都市を築いたシュメール人が
用いた記数法です。
記数法とは、
数字を使って数を表わす方法で
数の数え方は、
「底」という数を数える基を選択して成立します。
10進数は、
モノを数えるときに使う指の数が10本だったことから
使われるようになった位どりです。
もし、わたしたちの身体が
指を10本持っていなかったとすると
別の位どりの可能性もあったということです。
では、
なぜシュメール人は六十進法を使うようになったのでしょうか?
まさか、
指が60本あった!?なんていうことはないでしょうが・・・
実は、
シュメール人は、
60 までを両手で数える方法がを知っていました。
60 は、両手の指の数である 10 と
一年における月の朔望周期の回数である 12 との
最小公倍数だからだといわれています。
そして、
このメソポタミアの六十進法と
六十年周期の中国の干支は同じ構造を持っていて、
干支はメソポタミアの六十進法の文化的影響で成立したと
考えることができます。
そして、
もうひとつ占星術の発達においても
メソポタミアの六十進法は大きな影響力を持っていて、
木星と土星が同じ黄道上の位置で合接する
60 年の周期で説明されているのです。
わたしたちの日常では、
六十進法は
時間の観念を説明するときにしか使うことはありませんが、
古代には、
人間と天文学が自然に融合して、
広い視点からものごとをみていた時代だったのかもしれませんね。
その点は、
現代のわたしたちもおおいに見習わなければいけませんね。
明日は、
エジプト文明と数学です。
