Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
統計学から優生学へです。
統計学は、
わたしたちの身の回りにあるバラツキのあるデータを
応用数学を使って、
規則性や不規則性などの性質を発見する学問でした。
この統計学を使って、
19世紀半ばにイギリスのゴルトンという人類学者が、
人間の身長と上腕の長さとの関係に相関関係があることを
明らかにしています。
ゴルトンは、
進化論を発表したダーウィンのいとこにあたる人物で、
ダーウィンの進化論を数量的側面から研究した人でもあります。
また、
スイートピーの種子の直径の測定を行って、
そこに回帰:平均に戻ったり退行したりする現象が
見られることを明らかにしました。
これらの研究は、
遺伝学的に人類をよりよくすることを目的として起った
応用生物科学で、優生学と呼ばれています。
優生学は、
世代を重ねながら遺伝的に有利な素質が発展し、
生存にとって有害な素質が少くなるようにはかる学問分野です。
法則性の表現として回帰や相関が意識的に用いられた
生物測定(Biometry)は、
ゴルトンの弟子で数学者のピアソンによって
相関係数という数式によって落とし込まれ、
「傾向」という表現ではなく、
「数式」という明確な表現をすることが可能になるのです。
ピアソンは、
統計学という学問を確立した人物として有名になっていきます。
明日は、
ピアソンの相関係数についてお伝えします。
どうぞお楽しみに!
