Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
音のイメージ:短調のまとめです。
人を自由にする学問といわれる自由七科、
その基本学問である
ボエティウスの四科に
・算術
・天文学
・幾何学
・音楽
があります。
ちょっと数学を離れて、
その中の科目のひとつ
「音楽」にフォーカスしていす。
前回まで、
長調の調性、短調の調性についてお話してきました。
今回は、
総まとめです。
楽曲には、
・明るい
・暗い
・楽しい
・悲しい
といったイメージがあります。
曲の速度や演奏する楽器、
演奏者の表現方法によっても
違ってくるのですが、
基本的には、
調性が違うことでイメージは変わってきます。
たとえば、
カラオケでキーを調節するように
音の高さを変えることを
移調というのですが、
同じメロディ、同じテンポの曲でも
キーを変えるとイメージが変わって聞こえてくるものです。
大きくは、
・長調
・短調
の2つに分かれており、
長調 = 明るい
短調 = 暗い
という性質を持っています。
そして、
各調にはそれぞれ特徴となるイメージがあるのでした。
音楽の父といわれるJ.S.バッハは、
平均律クラヴィーア曲集で
24の調をすべて使って曲を書いています。
バッハが活躍した時代に使用していた楽器、
チェンバロ(ドイツ語)
=
ハープシコード(英語)
=
クラブサン(フランス語)
の音域の制約によって、
第一巻の8曲「3声のフーガ(嬰ニ短調)」の
16小節目の音が低く抑えられている箇所があるといいます。
24調すべて使って曲を書くという
目的を達成するために
調整したのだというエピソードが残っています。
ちょっと余談ですが、
この平均律クラヴィーア曲集は、
バッハの更新の作曲家たち、
モーツァルト、
ベートーベン、
ショパン、
リスト、
ブラームス、
の名だたる音楽家たちの練習帳的役割を果たした曲集だといわれています。
それで、
バッハは「音楽の父」といわれているのですね。
私たちが曲を演奏するときや歌うときは、
自らの内面を外に向けて表現し、
また、
それらの楽曲を聴くときは、
表現された音の響きに共鳴して、
感動を受け取るものです。
調性も感動を受け取るひとつの要素として、
大切な役割をしているのですね。