Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
和算:鶴亀算の使い方です。
鶴亀算は、
以前にもご紹介したように、
小学校の算数の時間に習う和算。
中国の算数本「孫子算経」が日本に伝わり、
キジとウサギがツルとカメに置き変わって、
語り継がれてきた算術です。
中学受験ではおなじみの問題ですが、
実際に中学生になると方程式を習うので、
鶴亀算を使う機会は少なくなるようです。
実は算術、
中国の「孫子算経」のなかに、
キジとウサギを使って説明されていました。
この本が日本に伝わって、
おめでたい動物であるツルとカメに
置き変わって伝えられてきました。
さて今回は目先を変えて、
こんな問題も鶴亀算を使うと簡単になります。
問題:
数学の小テストの結果です。
このクラスは全員で40名、
平均点は10点満点の4.8点、
結果の表は次のようになります。
点数 人数
0 1
1 3
2 2
3 4
4 □
5 5
6 6
7 4
8 □
9 2
10 1
平均:4.8点 合計:40名
この表の4点台と8点台の生徒は
何人だったでしょうか?
答え:
まずはわかっていることから整理してみましょう!
生徒の人数は、
1+3+2+4+5+6+4+2+1 = 28名
点数合計は、
1×3+2×2+3×4+5×5+
6×6+7×4+9×2+10×1 = 136点
総得点は、
4.8点 × 40名 = 192点
なので、
4点台と8点台の2つの□のにあたるのは、
192点 - 136点 = 56点
40名 - 28名 = 12名
12人で56点になりますね。
では、
いよいよ鶴亀算の登場です。
12名全員が4点なら、
12名 × 4点 = 48点
なのですが、点数は56点なので
56点 - 48点 = 8点
8点多いですね。
ですから8点をとった人数は、
8 ÷(8-4)= 2名
4点を取った人数は、
12名 - 2名 = 10名
で、
4点:10名
8点: 2名
が答えです。
今回は人数を振り分けるのに鶴亀算を使いました。
和算もさまざまに応用できますね。
