Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
和算:小町算です。
小町算とは、
日本が誇る絶世の美女、
かの小野小町に由来する和算パズルです。
小町算が美しい数式であると同時に、
百人一首に詠まれた
「花の色はうつりにけりな いたずらに
わが身世にふる ながめせしまに」
の歌のように、
一旦、小町算に取り掛かってしまうと、
はまってしまって時間のたつのも忘れてしまうことから
名付けられたとも言われています。
小町算は、
虫食い算、覆面算のように穴埋めをしていくのですが、
ルールは、
・1,2,3,4,5,6,7,8,9
または
9,8,7,6,5,4,3,2,1
のように並んだ数字を使うこと
※12や65のように2桁にして使ってもよい
・計算の答えが100になること
・加減乗除(+-×÷)を使う
・カッコ、べき乗、平方根を使ってもよい
になります。
では昇順からみてみましょう。
例題:
1,2,3,4,5,6,7,8,9
の数字を計算して、
答えが100になるように演算子を入れてください。
解答例:
1 + 23 - 4 + 56 ÷ 7 + 8 × 9 = 100
つぎに逆順です。
例題:
9,8,7,6,5,4,3,2,1
の数字を計算して、
答えが100になるように演算子を入れてください。
解答例:
98 + 7 + 6 - 5 - 4 - 3 + 2 - 1 = 100
答えの100は、
小野小町のもとに「百夜通い」をしていた
深草少将が思いを果たせずに、
99日目の夜に亡くなってしまった伝説に
由来しているのだといいます。
小町への思いが深かった深草少将は、
毎夜毎夜、
約5キロの道のりを通い続けます。
あと一夜というところで
無念にも大雪に行く手を阻まれて
倒れてしますます。
それを知った小野小町は、
深草少将が毎夜運んできた芍薬の花を
供養のために植え育てたといいます。
この小町算も、
虫食い算、覆面算同様、穴埋め問題なのですが、
手掛かりとなるような解法がなく、
ひたすらトライあるのみになっています。
このあたりが
深草少将の気持ちを反映していて、
「100」に近づくことを目的に
計算にはまってしまうのでしょうね。
