Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
和算:鶴亀算の応用編についてです。
鶴亀算は、
以前にもご紹介しましたが、
中国の算数本「孫子算経」が日本に伝わり、
キジとウサギがツルとカメに置き変わって、
語り継がれてきた算術です。
川などの流れのある場所を上り下りする場合の
時間・距離・速度を求めるときに使います。
基本的な問題は、
頭の総数と足の総数から
ツルとカメの数を算出するものです。
今回は、鶴亀算の応用です。
問題。
中学校の修学旅行で遊園地に来た
75人の生徒たちが、
池のボートに乗ろうとしています。
この池には2人乗りのボートと
5人乗りのボートがあります。
全部で20艘のボートに生徒全員が分かれて乗るとき、
5人乗りのボートは何艘必要になるでしょう?
答え。
鶴亀算の応用なので、
「全部が2人乗りのボートに乗ったとき」
を基準に考えてみましょう。
2人 × 20艘 = 40人
となり、40人しか乗ることができませんね。
75人 - 40人 = 35人
まだ、35人が乗れないわけです。
5人乗りは1艘あたり
これに3人分の座席を追加すると考えると
5人 - 2人 = 3人
となり、
(75人 - 40人) ÷ 3 = 11・・・2
なのですが、
余り2人が出ていますのでプラス1隻となり、
11艘 + 1艘 = 12艘
12艘の5人乗りボートが必要だとわかります。
生徒のみなさん、
秋の修学旅行の1日を
ボート遊びで楽しんでくださいね。
