Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
今回は四色定理とは?についてです。
中学校の社会科の時間に白地図を使いましたね。
今回は地図に色を塗るというお話です。
ちょっと数学とは無関係のようですが、
最後までお付き合いください。
日本の都道府県は全部で47ありますね。
この47都道府県を隣り合う部分が同じ色に
ならないように塗り分けをするとき、
何色が必要になるか?
というのが問題です。
答えは4色。
では、アメリカ合衆国の州の数:50州ではどうでしょう?
こちらも答えは4色です。
ではでは、世界地図で200ヶ国を塗り分ける場合は?
はい、答えは4色なんです。
一見単純なことのようにも思いますが、
この「四色定理」は長い間、証明されないまま
難問として知られていました。
1976年に二人の数学者、
ケネス・アッペルとヴォルフガング・ハーケンに
よって証明されるまでは、
「地図を塗り分けるのは5色」だとされてきました。
ようやく4色問題が証明されたのですが、
数学界は二人の証明に冷ややかでした。
なぜなら、
彼らはコンピュータを使ってこの定理を解決したから。。。
1976年といえば、
スティーブ・ジョブスがアップルというマイコンを
発売した年です。
当時のコンピュータは当然、
今のような誰でもが使いこなせるようなマシンではなく、
専門知識を持つ特定の人だけが利用できるものでした。
そんな時代背景の中でも
「証明は人の手で!」という雰囲気が
数学界にはまだ、色濃く残っていたのでしょうね。
なにはともあれ、
今はこの「四色定理」の証明は確実なものとなり、
異論を申し立てる人はいないとそうですが。。。
