Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
今回は正多面体とは?です。
前回、ユークリッドの原論とは?の回で
原論の最終巻である13巻は正多面体論について
書かれているとお話ししましたね。
今回はその正多面体にフォーカスします。
正多面体はプラトンの立体とも呼ばれ、
すべての面が同一の正多角形体で構成されていて、
かつすべての頂点において接する面の数が等しい
凸多面体のこと。
現在、この地球上には
正多面体は5種類しかないことが証明されています。
① 正四面体
正三角形が4枚、6辺、4頂点からなる立方体

② 正六面体(立方体)
正方形が6枚、12辺、8頂点からなる立方体
③ 正八面体正三角形が8枚、12辺、6頂点からなる立方体
④ 正十二面体正五角形が12枚、30辺、20頂点からなる立方体
⑤ 正二十面体正三角形が20枚、30辺、12頂点からなる立方体

これらを18世紀スイスの数学者:オイラーの多面体定理
頂点 + 面 - 辺 = 2
に当てはめてみると
① 正四面体
4頂点 + 正三角形4枚 - 6辺 = 2
② 正六面体(立方体)
8頂点 + 正方形6枚 - 12辺 = 2
③ 正八面体
6頂点 + 正三角形8枚 - 12辺 = 2
④ 正十二面体
20頂点 + 正五角形12枚 - 30辺 = 2
⑤ 正二十面体
12頂点 + 正三角形20枚 - 30辺 = 2
とすべて公式に当てはまりますね。
オイラーといえば、
かのフェルマー最終定理の証明に突破口を開いた
偉大な数学者ですが、
数の研究に没頭するあまり、
28歳で片目を失明してしまいます。
その後も身体を厭うことなくさらに研究を続け、
60歳でもう一方の目も視力を失ってしまったといいます。
そして、76歳でその生涯を閉じるまで
盲目のまま、数の研究を続けた人なのです。
自分の人生において、
集中するものと出会い、
それを全うした集中力の持ち主だったのですね。
