Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
今回は2×5の計算についてです。
前回、分数 → 小数 の変換は、
分数の分子 ÷ 分数の分母 = 小数
で、2から10までの自然数を分母に持つ分数は、
1
2 = 0.5
1
3 = 0.3333333・
1
4 = 0.25
1
5 = 0.2
1
6 = 0.1666666・
1
7 = 0.1428571・
1
8 = 0.125
1
9 = 0.1111111・
1
10 = 0.1
となり、
誤差なく理論通りに正確に1に戻る数と、
戻らない数があることを学びました。
そして、
電卓では誤差なく表示させることができないことも
わかりましたね。
今回は、これらの数の特徴について
調べていきたいと思います。
前回、分数を約分するときに素因数分解を使うことを
お話ししましたが、
2から10までの自然数を分母に持つ分数にも
この素因数分解を応用してみましょう。
素因数分解には「エラトステネスのふるい」を用いるのが
便利だと思います。
2から10までの自然数を素因数分解すると、
2=2,
3=3,
4=22,
5=5,
6=2×3,
7=7,
8=23,
9=32,
10=2×5
となります。
これを分数に当てはめると、
1 1
2 = 2
1 1
3 = 3
1 1
4 = 22
1 1
5 = 5
1 1
6 =2×3
1 1
7 = 7
1 1
8 = 23
1 1
9 = 32
1 1
10=2×5
となり、
正確に1に戻るほうの分母のすべてが、
2と5からできていることがわかりました。
これは私たちの生活に一般的に使われている数は
10進数ですね。
その10進表記の基準となる数は10です。
数10は2×5で、2と5からできているのです。
次回はさらに具体的なお話です。
