昭和町中華の、野菜炒めがガッツリ乗った「野菜そば」
筑波山の麓の、北条商店街にある町中華『中華料理 天津』さんに初訪問です。『あんだ堂』さんからの二軒目です。
こちらも昭和の匂いがプンプンする古いお店です。
店内は近所のお年寄り達でほぼ満席状態。大人気ですね。
壁に出川哲郎さんのサインがありますね。ロケに来た時に、夕飯だけ食べに来たそうですね。
メニューは壁に書いてあります。っていうか、もの凄く安いです。今どきラーメン一杯500円って…。建物も、お値段も昭和のままです（笑）
人気は「野菜炒め」のようです。ならば野菜炒めの乗った「野菜そば」650円を注文するのが正解でしょう。
店主さん、キャベツが高すぎるってぼやいてます。確かに最近の野菜の値段は異常です。酷い時代になったもんです。
お得意さんから、「野菜炒め」辞めちゃえば！って言われてますが、なかなかそうもいかないようです。
そもそも、そのオッチャンも野菜炒め食べてますからね（笑）
野菜そば ¥650
醤油ラーメンの上に、こんもり乗った野菜炒めが、なかなかの山です。
スープは鶏ガラメインの動物系清湯醤油。香味野菜も加えたシンプルなノスタ系醤油スープです。
麺は中加水程度の中太の中華麺。このスープにはこういう麺じゃなきゃダメなんだよね！って感じの麺です。
野菜の炒め加減が絶妙です。豚バラ肉も入ってます。歯応えが良い感じに残ってます。大将の炒め技術は大したもんです。
野菜炒めから出る旨味と油が、スープに溶け込んでます。タンメンと違うのは、ラーメンの具材としての炒め野菜ではなく、純然たる野菜炒めって事でしょうかね？
隣のじいちゃんが食べてる肉野菜炒めが、そのままラーメンに乗ってる。美味いに決まってますよね。
普段は滅多に使いませんが、こういうラーメンには胡椒が美味いんです。ピリッと刺激が加わります。
総じて…
野菜炒め乗せラーメンです。
シンプルだけど、こういうラーメンが堪らなく美味いんです。歴史に裏打ちされた味ですね。
近所には『栄楽』さんもあります。どちらも昭和のラーメンを出してくれる名店ですね。
流石は北条です。歴史ある名店がたくさんありますね。
いつまでも頑張って欲しいお店です。
