旭川らぁめん ひでまる「つける火山」@ 茨城県水戸市見和 | 今日の一日一麺、一日一皿

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好きな事だけダラダラと(笑)
あくまでも個人の感想です。好みが違ったらゴメンナサイ。

名作「火山らぁめん」の進化系「つける火山」

 


久しぶりに水戸に来たので、せっかくなのでもう一軒。


こちらもめちゃめちゃ久しぶりの『旭川らぁめん ひでまる 』さんに訪問です。10年ぶりぐらいかな?


相変わらず停めづらい駐車場ですね〜(笑)


 

年期の入った店内は満員でした。ひとしきり待ち席で待機します。待ってる間にメニューをチェックします。




こちらのスペシャリテはオリジナルの「火山らぁめん」です。札幌系の辛味噌に、レモンを乗せた唯一無二の一杯で、こちらの系列店でも一番人気のようです。


その「火山」のつけ麺バージョンが食べられるという事で、数量限定の「つける火山」をお願いしました。


 

厨房に背を向けたカウンターに通されます。入口そばの冷水機に水を汲みにいきましたが、壊れているようで水が出ません。


結局、カウンターにあったポットに冷水が入っているそうです。一言あっても良いのにね(笑)


 

数量限定 つける火山 ¥1,000


 

待つ事15分ほどで「つける火山」の登場です。


前述の系列店でもつけ麺バージョンを提供している店はあるんですが、店によって構成が違うようです。こちらのお店は、つけ汁にたっぷりの具材を加えた構成です。


かなりの具沢山ですね。


 

つけ汁はシャバ系の辛味噌スープです。

豚骨ベースの合わせ味噌に、鶏や魚介も加えてる感じです。塩味ジャストで、けっこう辛めの構成ですね。辛味苦手な人は苦戦するレベルかな?つけ麺用に、少し濃いめの味に変えてる感じです。
 
具材のたっぷりの肉味噌を溶かしていくと、スープのコクと旨味が進化していきます。

炒め野菜の油の旨味も加わり、ただ辛いだけじゃない辛旨のつけ汁になります。

 

旭川の製麺所からの取り寄せているという太麺です。


レンゲにたっぷりと乗ったおろし生姜は味変用だそうです。麺量は少なめの200gです。


 

豆板醤ベースの辛味タレがかかってます。


系列のお店の「火山つけ麺」は、麺丼に具材を盛り付けて、まぜそばみたいに食べられる構成もあるようです。


 

太麺は加水低めの、キッチリ〆た硬めのツルモチ食感です。ピリ辛の味噌スープに、肉味噌のコクが、太麺にしっかり絡んできます。この一体感が良いですね。

「火山らぁめん」は細麺だったと思いますが、つけ汁との相性はこの太麺の方が合うと思います。美味しい札幌系の辛味噌つけ麺です。

 

肉味噌の下には、たっぷりの白髪ネギが潜んでました。


最近めっきりと少なくなった、何処ぞの「ネギラーメン」もびっくりするような量です。これは嬉しい不意打ちです。


 

中華鍋で炒めた野菜はモヤシと玉葱。シャキっとした歯応えが残る炒め加減ですね。札幌味噌のテイストもしっかり加わってます。


白髪ネギや、炒め野菜は、麺と一緒に戴くと、麺との歯応えのギャップが良い感じです。そこに絡んでくるたっぷりの肉味噌。この組み合わせ最強ですね。


 

大判のチャーシューは肉肉しくてボリュームあります。スープに浸して、熱を加えた方が美味しいです。


 

メンマは枕木状。「火山らぁめん」にあったコーンが無いのがラーメンとの違いかな?


 

そして、忘れちゃいけないのがレモンの輪切り。


輪切りのレモンを絞っても仕方ないので、レモンを齧って、辛味噌スープをゴクリ。果肉の酸味と、皮の苦味の両方をダイレクトに味わえます。


これこそが味噌としては、唯一無二の新感覚です。


 

途中で、レンゲいっぱいの大量のすりおろし生姜を加えて味変します。

サッと油分が消えて、アッサリテイストに。香りも良い。この味変は凄いですね。

 

総じて…
名作「火山らぁめん」の進化系つけ麺バージョンです。
 
めっちゃめちゃ美味いです。具材の構成や、味変のプレゼンも見事だと思います。オリジナリティも高いんだけど、札幌や、旭川のテイストも上手に取り入れてます。

「火山らぁめん」より、丼の一体感は若干劣るけど、食べる楽しさはつけ麺が上ですね。
 
味噌ラーメン好きや、辛麺好きなら食べた方が良い一杯ですよ。必食だと思います。

2024年はつけ麺率高いなぁ〜(笑)