新生『飯村製作所』の、真っ向勝負の「ワンタン麺醤油」
タンメン専門店から、メニューを一新した新生『飯村製作所』さんにようやく来れました。
外看板は「タンメン専門店」から「自家製麺」に変更されました。
松代の『馬しゃ屋』時代の、スタミナから、店名変更の中華そばへの移行。そして自家製麺の導入。今の場所に移転してのタンメン専門店、そして今回のリニューアル。
そのリニューアルの都度、大きな進化を遂げてきた業態変更。簡単に言うと、今回5回目の大きな転換ですね。期待しちゃいます。
評判の良い「ワンタン麺」の 醤油を注文します。
以前は結構いたスタッフも、この日は飯村くんと、女性1人の2人体制。調理は飯村くん1人で取り仕切ってますね。
ワンタン麺 醤油 ¥990
スープは豚鶏と煮干の清湯醤油。喜多方とか、佐野のスープに近い感じがします。
一見普通の醤油スープに見えますが、以前の「中華そば」よりも、煮干をガツンと効かせた分厚い出汁の旨味が凄いですね。
塩味は強めで、化調も程よく効かせた力強いスープ。出汁、醤油ダレ、油のバランスが絶妙です。このスープは美味いですね。
麺上げは平ザルになったようです。流石器用ですね。
麺は自家製の多加水中太縮れ。中太ストレートから縮れ麺に大きなリニューアルを遂げました。この麺が実に美味いんです。小麦の風味、プリモチの食感が癖になります。
店主は「一周廻ると、こういう麺が美味いんですよ」と、訳の解らない事言ってます(笑)
ワンタンは肉餡がミッチリ詰まって、皮がチュルンと滑らか。昔ながらのワンタンだけど、こういうのが一番美味いんだよね、
赤身のチャーシューはふっくら柔らかです。このクラスのチャーシューがデフォで2枚は立派ですね。
メンマは細めの乾燥タイプで、コリコリの歯応えが良良ですね。この丼に良く合ってます。
ここの味玉は昔から美味しいんだけど、相変わらず美味いです。黄身の加減がジャストです。
そして麺を海苔で包んで食べるお約束。具材はどれも、スープ、麺に負けず劣らずのハイレベル。全てのレベルが高いから、総合的に凄い丼になります。
総じて…
毎日でも食べたいワンタン醤油ラーメンです。
いやいやこれは美味いよ。スープ、麺、具材の全てが凄い進化してる。旨味がガツン。麺が絶品、全体のバランスも秀逸。満足度の高い、正に王道の中華そば。
飯村くん、これがやりたかったんだなぁ〜。良い仕事してるね。
これは、塩も、つけ麺も食べなきゃダメだね。年末に飛び込んできた最強の中華そばです。