佐野の名店『田村屋』さん出身の、結城市の新店
8月末に結城市にオープンしたばかりの佐野ラーメンの新店、『麺や 杉寅』さんに初訪問です。
国道50号からちょっと入った裏通りにあります。最初はプレハブかと思ったぐらいの、小ぢんまりとした小さなお店です。
駐車場は店前に3台ぐらいおけますね。入れ替わりで、何とかギリギリ店前に駐車出来ました。ちょっと離れた所に4台分の駐車場を確保してるようです。
到着時外待ち2名。名前を記入して外待ちに加わります。この日は35℃越えの炎天下。暑かったぁ〜。
こちらの店主さんは、佐野ラーメンの『田村屋』さんの御出身だそう。『田村屋』さんと言えば、佐野の数々の名店を排出した、佐野ラーメンの象徴のようなお店です。
メニューは「醤油」と「Sio醤油」の二本立て。「Sio醤油麺」をお願いしました。
店内はカウンターは使われておらず、テーブル席2つに、小上がりに1テーブル。席数が少ないので、基本は相席前提のようです。
Sio醤油麺 ¥770
待つ事10分ほどで「Sio醤油麺」の登場です。澄んだスープが印象的な佐野ラーメンです。
熱々のスープは、初動で魚介が香る鶏豚の清湯です。
メニュー名通りに、醤油ダレと塩ダレの合わせでしょうが、やや塩ダレが強めの印象。
油脂のコクに、香味野菜を感じる、じんわりと染み入る様な味わいが良いですね。このスープ美味いです。
麺は多加水の平打ち縮れ。
青竹手打ちかは分からないけど、不揃いなので手打ち麺には間違い無いと思います。
佐野系にしてはやや硬めの茹で加減。ピロピロ食感よりも、モチモチ食感が印象的です。スープがしっかり絡んで、クセになる美味さの麺ですね。
煮豚のバラチャーシューは、小さいけど2枚乗ってます。柔らかで美味しいチャーシューです。
メンマは細めのシナコリ系。
ナルトに、ほうれん草も良い感じです。スープまであっという間に完食しちゃいました。
総じて…
名店出身の佐野ラーメンです。
修行店の『田村屋』さんや、系列店とはちょっと違う『杉寅』さんのオリジナリティの高い、佐野ラーメンだと思います。
スープ、麺、具材と丁寧に仕込まれたのがよくわかります。毎日食べても食べ飽きない、地域に根差して進化した佐野ラーメンをしっかり踏襲しています。
難を言えば、席数が少ないので空いてる時間を狙った方が良いでしょうね。
しかし、この夏の県西地区は熱いですね。機体の新店が続々とオープンしました。頑張って欲しいですね。