中華蕎麦と芹とフォアグラのあえ玉
高崎に引っ越す前に、たまたまテレビで紹介されてた『鳴神食堂』さんを観ました。綺麗な丼顔が、何処か記憶に残っていました。
高崎に引っ越しして、調べてみると自宅から徒歩15分の場所にあります。これにはビックリ‼︎ …という訳で、『中華蕎麦 鳴神食堂』さんに初訪問です。
TV出演をきっかけに行列が凄まじく、あの当時土日は整理券対応になったとTwitterで確認(今は整理券配布はしていません)
朝9:00に整理券を貰いに初訪問。既に11:00の分は無く、11:30分の整理券をゲットし一旦帰宅します。
整理券の10分前に再訪問します。11:30のお客さんが集まってますね。
入店し、カウンターに陣取り、念願の「中華蕎麦」をお願いしました。
限定のあえ玉もお願いします。「芹とフォアグラのあえ玉」なんて、美味いに決まってますからね。
中華蕎麦 ¥750
麺線がきれいに整えられた盛り付けは、凄く見た目が美しい。上にのってくるのは、何と鴨肉を使用したチャーシューですね。このラーメンが750円というのに驚きです。
スープは魚介系の和出汁醤油です。魚介風味の和出汁に、牡蠣の旨味が奥行きを演出してくれます。和出汁が主役ですが、キリっとした切れ味のある醤油ダレは奥深い味わい。
全体としては優しい印象の奥深い醤油スープ。レンゲを持つ手が止まらない。めちゃめちゃ美味いです。
麺線が美しい中太ストレートの自家製麺。星が点在している全粒粉入りの麺です。
硬めに茹で上がられているのに、ツルツル、シコシコ、モチモチの食感が心地良い。加えて小麦の風味。醤油スープとの絡みも抜群です。
チャーシューは鴨ロースと鶏胸肉の2種類。特に鴨ロースは絶品。鴨の脂が醤油スープを更に美味くしてくれます。
メンマの代わりはレンコンです。こういうセンスの良さが光ります。
青菜に青ネギと具材はシンプルな構成ながらも、素材も含めてどれもめちゃめちゃハイレベルです。
淡麗和出汁の醤油ラーメンです。
凄い美味さでした。TV出演も、整理券も伊達じゃない。この店が都内にあったら、大変な事になりそうな予感です。『柴崎亭』さん御出身との事ですが、修行店を踏襲しつつ、独自の一杯を追求されてます。
そしてサイドメニューに続きます。
芹とフォアグラのあえ玉 ¥400
この日の限定のメニューは、「芹とフォアグラのあえ玉」です。
「中華蕎麦」同様に綺麗な麺線です。
フォアグラバター、芹。そして筍かな?うんちく書きにある通り、フォアグラバターが溶けるまで全体を良く混ぜてあげます。
麺は「中華蕎麦」とは違う細ストレートです。コキコキした硬めの茹で加減が心地良いですね。
芳醇なフォアグラバターと、丼底の醤油ダレが細麺に絡んでめちゃめちゃ美味いです。
時折くる、芹の鮮烈な香りと、シャキシャキした食感が素晴らしいですね。
総じて…
贅沢過ぎる芹とフォアグラの和え玉です。
この構成は凄いですね。店主さんのセンスの良さが際立ちます。バターと醤油って相性抜群ですが、そこに濃厚なフォアグラの風味を纏わせます。サイドメニュー扱いですが、一品の料理として成立しています。
「中華蕎麦」と「芹とフォアグラのあえ玉」のコンビ素晴らしいですね。丁寧な仕事と、センスの良さが光ります。
いやいや、群馬のラーメンのレベルの高さをまざまざと見せつけられました。並んでも通いたくなる名店だと思います。これから通います。