3月8日 厚生常任委員会 来年度〈2014年度〉の国民健康保健料の値上げをしないことを求める請願の審議
国保の加入者は、収入が少なく国保料金が高く、負担は限界。さらに、枚方市の国保財政は2年続いて黒字が続いている。このまま、据え置くと後4億円の枚方市からの持ちだしが増えるとのこと。低所得者ばかり集めた国民健康保健の仕組み。国や地方自治体からの財政負担増出なければ制度が維持できないことはあきらか。請願に賛成の討論をした。結果は、私と共産党議員の賛成2で、少数否決。
以下は、賛成討論の要旨
国民健康保健の加入者は、自営業者、非正規労働者 年金生活者など組合健康保険などに入れない方です。本市の国保加入者の約7割が年収150万円以下300万円以下9割を超えるとお聞きしています。
また、納入率は改善したものの2011年度で88.3%と約1割の
方が滞納状態です。滞納世帯が多い原因は、収入に比して保険料が高額なためだと考えらます。
減免世帯が5割を超えています。
資料によりますと、来年度の国保料は年収150万円の単身世帯で、年間130100円 4000円増
給与収入300万円 40歳以上の夫婦、子ども2人世帯で352600円になるとのこと。年収の1割を超えます。
この4人世帯、資産がなく、家賃が50000円とすると私の資産では生活保護水準以下になります。
生活保護基準以下の方から年間35万円の国保料を徴収しなければならないこと減免世帯が5割を超えることは制度の欠陥だと考えています。
他の保険と比べて、高齢者が多く国保は一人当りの医療費は高額となります。
収入も他の保険と比べ低く、多くの国保加入者の保険料負担は限界です。
ですから国や自治体の負担増がなければ制度の維持も難しくなります。医療給付が増えるから国保料値上げするとのいたちごっこはできるだけ避けなければなりません。
円安が進行する中で、ガソリン代の値上げ小麦粉の値上げが始まっています。他のものの値上げも続くものと考えられます。これに、国保料値上げ、低所得者には大変な負担増となります。
本市の国保財政、2012年度の決算は分かりませんが、2011年 2010年は単年度黒字となっています。少なくとも、黒字下での値上げは納得できません。
健康医療都市にふさわしく、市民の命と健康を守ることを優先して、
繰入額を増やして、国保料の値上げは見送るべきです。また、国へ制度の抜本的な改善を求めるべきです。以上の理由で請願の採択に賛成します。