2月23日~24日 枚方市南部生涯学習市民センターで恒例のユーカリフェスタが開催された。連れ合いは「イラク平和テレビinJAPANひらかた」の活動でフェスタに参加。
その取り組みで、福島から京都市に避難されている齋藤由香さんのお話を聞いた。
齋藤さんは、昨年の1月に避難をされたとのこと。
原発事故まで、原発の危険性など考えたこともない、普通の働く母親として生活をされていたそうだ。事故が起こっても、初めはそれほど危険性を自覚していなかったそうだ。
国や県が安全だと言いながらも、放射線量を見ると「放射線管理区域」の値。これは危険と子どもたちを屋外で遊ばせないようにと「学校や」「保育所」に要望をした。現場の先生方の反応はもう一つだったようだ。環境省や文科省にも要請に行ったが、役人は子どもの健康を心配する母親たちの気持ちを理解しようしない態度に終始したそうだ。
家族との話し合い、葛藤を経て何よりも子どもたちの健康を考えて京都に避難された。
現在、京都放射能市民測定所の活動や避難されてきた母親たちをつなぐ活動をされている。
福島の子どもたちのうち10人に甲状腺のがんが見つかったそうだ。国や県は事故の影響でないと言っているが、事故の影響でなければ何だというのか。またしても「ただちに影響はない」では無責任な話だ。
懇談会の参加者に千葉県から一昨年の12月に避難された方がおられた。千葉にも線量の高いところが点在する。千葉では子どもさんの健康がすぐれなかったが、避難して1ヶ月後ぐらいから健康を回復したとのこと。放射能の影響は福島だけでないことがよくわかる。
国は、子もたちの健康調査を福島だけでなく希望者全員に行うべきだと思う。