学校司書の配置を考える | 手塚たかひろ日誌

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「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」事務局長手塚たかひろのブログです。市民のひろば「ひこばえ」で生活相談も行っていますので、お気軽にお越しください。

818日 学校図書館を考える会主催の「子ども図書県しまね」のDVD上映会と意見交換会に参加

 学校にあるのは図書室と思っていたが、正式には学校図書館であることが分かった。島根県では、学校図書を「読書センター」「情報学習センター」と位置づけ、子ども達の情報活用能力の育成に役立てている。島根県の学校には司書が配置されている。そのことで、子ども達の図書館利用が進み、教師の授業の資料作りなど授業の支援をおこなうことができている。

 枚方市には、残念ながら学校司書は配置されていない現状と、司書配置の銃必要性が報告された。

 若い参加者からは、「司書を配置するよりもクーラーの設置などのほうが急ぐ。政策に優先順位をつけるべき」との意見もでた。

 図書館が閉まっていると、図書利用も少なくなる。利用がないのだから図書館の充実よりも、ほかにお金をまわすべきだ。との負の連鎖になりやすい。

 学校司書の配置の必要性は理解できた。国も交付税の算定基準に週30時間の学校司書をおおむね2校に1名程度配置できる予算措置をしている。 子どもの図書離れが言われて久しい。学校図書館の充実だけで問題が解決できるとは思わないが、読書や資料を探す習慣を、学校で培うことは必要だ。国の予算額が妥当とはいえないが、枚方市でも学校司書の配置について具体的な検討をする時期が来ている。