3月28日 枚方市東部清掃工場建設の談合事件の損害賠償を求める住民訴訟の大阪判決 議会本会議の最終日で午後1時10分の開廷に何とか間に合った。
判決は、私たちの訴訟を棄却 不当判決だ。
具体的には、以下のとおり
1 大林組らの談合の事実を認め枚方市への不法行為の責任を負うことを認め た。その上で、枚方市の損害は請負代金58億3800万円の約5%の3億円と認定。
2 大林組が賠償金5億8300万円(契約額の1割)をすでに払っている。損害額はその範囲内。損害額は補填されているので枚方市が大林 浅沼 鹿島 佐藤工業に損害賠償請求権はないとの結論。
3 中司 平原 初田 森井 山本 清見 衣笠 松山への損害賠償請求は、「本件談合により枚方市が被った損害は既に全額補填されているものと認められるから、枚方市に対する不法行為の成否を個別に検討するまでもなく、枚方市が同人らに対して不法行為に基づく損害賠償請求権を有していると認められないと」
4 「小堀が本件談合の存在を認識し得たとは認められない」
談合による損害額を確定すること難しいものがある。
枚方市の工事代金は焼く116億円、城南衛生管理組合よりも約2倍の56億円も高額なもの。談合による損害を5%3億円と認定するのは少なすぎると思う。
刑事事件で不法行為が確定した人も含めて、損害は全額補填済みとして中司氏らの不法行為についての判断を回避した判決は無責任だと思う。しかし、小堀氏だけわざわざ別に項目を立てて論述していることは、不法責任を仕切れなかったことを意味するのではないかとも思う。
現在、原告団で大阪高裁へ控訴の方向で検討中だ。
4月28日(土)午後から裁判報告会を開催する予定だ。