原発を問う民衆法廷に参加して | 手塚たかひろ日誌

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手塚たかひろ日誌 開会直前の民衆法廷


2月25日 東京で開かれた「原発を問う民衆法廷 第1回東京公判」に参加


民衆の手で、国 東京電力 原子力安全員会などを「公害犯罪や業務上過失致死罪」などの刑事罰で裁く。

 ①「現在の悲劇の根源をなす全ての原発を停止させ、2度と再稼働させないこと

 ②今なお放射性物質を放出し続けている福島第1原発を、政府と東京電力の責任で一刻も早く収束させること」目指して取り組まれる。


7人の方が福島現地から報告 高橋哲也東大教授 山崎久隆さん(たんぽぽ舎)の証言も交えて行われた。

福島現地からの申し立てはいずれも胸の痛くなる話。しかし、原発で生活を奪われた悔しさ、原発の恐ろしさがひしひしと伝わってくる。多くのひとに知ってもらいたい。


神奈川県に南相馬市から避難されている村田さんの申し立てで、国や東電は原発事故で亡くなった一般の方は一人もいないと言っているが、これが真っ赤なウソであることが明らかになった。


大熊町の双葉病院では、原発事故からの避難中に入院患者など50人が亡くなった。さらに、福島県浜通りでは、地震と津波で1800人を超える方が亡くなっているが、事故で立ち入れなくなったために、救えなかった命も少なからずあったことは間違いない。と訴えられた。かれは、若松丈太郎さんの詩を朗読した。


ひとは作物を栽培することを覚えた

ひとは生きものを飼育することを覚えた

作物の栽培も

生きものの飼育も

ひとがひとであることのあかしだ


あるとき以後

耕作地があるのに作物を栽培できない

家畜がいるのに飼育できない

魚がいるのに漁ができない

ということになったら

ひとはひとであるとは言えない

のではないか


原発事故がひとのひとたる所以を破壊したことへの怒りがこもった痛切な叫び

2度と事故を起こさせてはならない 原発は廃止しかないことを語っている。


第2回民衆法廷は、4月15日 大阪で開催される