2月2日から3日にかけて、建設常任委員会で埼玉県深谷市、本庄市に土地区画整理事業の視察に行った。両市とも群馬県に隣接した埼玉県の北部の都市 東京から70kから80kで、東京へ通勤している方も多い。
深谷市は市の中心部23.3haを区画整理予定。区域内の506件の建物のうち88・3%の447件が移転対象となる事業。現地を見たが、旧市街地、本当にこれだけの大規模の移転を必要とする計画が必要なのか疑問に思った。
本庄市は、ほとんど農地だった新幹線本庄早稲田駅前64.4haを区画整理する。予算は約144億円。現場を見たが、現在道路など土木工事の真最中。すでにいくつかの企業や商業施設が参入を決定。新幹線の駅が出来た威力を感じた。しかし、人口減少傾向の中で、既存の市街地はどうなるのか心配になった。
しかし、どちらも大規模な土地区画整備事業。枚方市では、これだけ規模の大きな区画整理は出来ないと感じた。
枚方市駅前再整備が重大な課題となっている。来年度中にも再整備ビジョンをつくる方針が出ている。枚方市の駅前再整備と今回の視察地とは条件も違う。しかし、土地区画整理事業、企画から完成まで長い時間がかかる。地権者の納得が必要だ。
再開発計画に、対象となった地域だけでなく、枚方市全体の未来像のなかにその地域がどのような位置になるのか。地域住民の意向はどうなのか。十分な議論が必要だと思った。
