7月12日 住民訴訟の弁論準備を傍聴
中之島公園で蝉の鳴き声を聞きました。今年初めてです。
大林組準備書面に対する反論を提出しました。骨子は、①森井の働きかけはメトロ会談での謀議によるもの ②平原による市職員に対する説明の場がもたれたことの異常性 ③検討会議における議論は分離発注ありきであったこと ④森井の働きかけは分離発注と因果関係があること 以上です。
今後の展開は、事実関係は刑事事件の証拠をベースとして進める。損害賠償については独自に証拠調べをして進めるかどうかは、次々回ぐらいに判断するとのことでした。
次回は9月6日(月)午前10時30分 次々回は11月1日(月)午後1時30分
7月13日 中司前枚方市長の公判傍聴
傍聴席はほぼ満席、抽選などはありませんでした。
弁護人から出された4人の証人尋問が却下されたあと、前市長の証言でした。
弁護人は、メトロ会談時には第2清掃工場計画の具体化が進んでいなかったことを取り上げてメトロ会談は談合ではなかった。する準備もできていない。と言いたかったようです。
また、どのような意図か理解できませんが、中司氏がはじめから国政に転進することを目的としており、市長はそのためのステップと位置付けていたこと。たまたま、市長選挙と衆議院選挙のタイミングが合わず市長を続けることになったこと。4期目では大田前知事の後に府知事に出ることを考えていたこと。が本人の口から明らかになりました。
はじめから市長の座を次の選挙のステップとしか考えていない市長を持った私たち市民は不幸というほかはありません。
中司氏は、メトロ会談は汚泥処分場をめぐる岡市市議の談合を阻止するため、すでに契約済みのコンサルタントが大成建設と近いかどうか確かめるために大林組に聞いだけ。大林が「枚方の工事で頑張りたい」と言ったが「はいそうですかと軽く受けた」だけ「大林から依頼もされず、依頼もしていない」談合はしていないと強調。
裁判長は、「なぜメトロ会談をしたのか、その場になぜ市長自らが行く必要があったのか 単に、コンサルタントが大成建設とつながりがあるかどうかを聞くだけなら初田だけで十分でないか」と鋭い問いかけをしました。
メトロ会談の費用をだれが払ったかの問いに中司氏は「わかない」仲介した「松山組か」と答えました。これに対しても、裁判長は「あなたが政治家として行動するため、枚方市のためのものなら、本来会場費はあなたが払うべきものではないのか」「ホテルでなく市役所に呼んでもよかったのでは」などと、中司氏の答えに疑問を呈していました。
また、裁判長は「分離はもともと経費がかさむものではないか。今回は、分離によってかえって経費がかさんだのではないか」とも問いかけました。
中司氏は「高くはない」「もともと予算が低かっただけ」と答えました。
予算を大幅に超えた税金を使ったことへの反省は今回も聞かれませんでした。残念です。
全体として、裁判長の質問、事件の核心をついた分かりやすいものでした。
次回は、8月30日(月)午前10時30分から11時の予定です。