6月1日 ワンディアクションで枚方市、議会事務局、中央図書館などに、市民の質問・要望を提出しました。名護市は枚方市の友好都市です。日米共同声明や閣議決定で普天間基地の辺野古周辺への移転を合意しました。しかし、稲嶺名護市長や名護市民は断固反対の声を上げています。友好都市市民として枚方市議会への要請文を掲載します。
平素からの、平和の取り組みに敬意を表します。
5月28日、政府は普天間基地の移設に関して、日米共同声明を発表し辺野古への移設を閣議決定をしました。その内容は、①辺野古崎地区及びこれに隣接する水域に1800mの滑走路を設置②移転先の位置、配置及び工法の検討を8月末までに完了③徳之島と全国の自衛隊基地へ米軍訓練の分散などです。
ご存じのように、徳之島は4月18日に、1万5000人の島民が集まって反対集会が開催され、26000筆の反対署名が政府に提出されました。3町長もこぞって移設反対の声を上げています。
沖縄県では、4月25日、読谷村で、沖縄県知事、沖縄県の全市町村長(代理出席を含む)をはじめ90000人(離島を含めば93700人)が参加した県民大会が開催され「県内移設反対」を決議しました。
私たち、枚方市の友好都市名護市民は、先の市長選挙で、名護市内に新たな基地はつくらせないと公約した市長を選出しました。名護市長は閣議決定後も受け入れ反対の立場を明らかにしています。
「普天間基地撤去、新たな基地は県内はもとよりどこにもいらない」は沖縄県民、名護市民の総意です。この声に反して新基地を名護市内に建設する閣議決定は民主主義に反する行為と言わざるを得ません。
枚方市長は、先日NPT再検討会議に出席し、核廃絶、平和の尊さを訴えられたと聞いています。軍隊や武器では平和はつくれません。新たな軍事基地は沖縄はもちろん日本国内どこにも必要ないと考えます。
名護市民の新基地建設反対の切実な声を支えることは、枚方市民の友好の証と考えます。
枚方市議会が、以下の内容の意見書を決議し、政府へ要望することを要請します。
記
1 日本政府は日米共同声明を見直し、閣議決定を撤回すること。
2 普天間基地の無条件即時閉鎖・撤去、全面返還、名護市辺野古周辺部への新基地建設、徳之島などへの軍事訓練分散案の撤回を米国政府へ要請すること。
以上